雑録

『満支旅行年鑑』に見る国都新京における観光バスコースの変化

昭和14年版~18年版の『満支旅行年鑑』の分析。昭和19年版はマイクロフィルムを複写依頼中

概要

  • 観光バス周遊時間の変化
    • 昭和14年、18年…3時間
    • 昭和15~17年…3時間半
  • 観光コースの変化
    • 訪問対象地は昭和14年は19箇所、昭和15年は18箇所であるが、昭和16年から44箇所に急増。
    • 昭和16~18年の観光バスコースは全て同じであり、訪問する観光地が確定する。
    • 昭和18年から満語コースが追加される。但し満語コースの訪問地の記述はなし。

各観光コースの内容

  • 昭和14年
    • 駅前-新京神社-軍司令部-忠霊塔-寛城子戦跡-旧国務院-宮廷府-大馬路-南嶺戦跡-南湖-安民広場-国務院-興安大路-大同大街-大同広場-三中井百貨店-新発路-宝山百貨店-八島通-駅前
  • 昭和15年
    • 駅前-新京神社-忠霊塔-寛城子戦跡-日本橋通-旧国務院-宮廷府-清眞寺-大同広場-協和会館-南嶺戦跡-建国廟-安民広場-国務院-南新京-興安大路-大同大街-宝山-新京駅
  • 昭和16年~18年
    • 駅-ヤマトホテル-満鉄支社-新京神社-中央通-児玉公園-関東軍司令部-軍人会館-忠霊塔-西広場給水塔-三不管-寛城子戦跡-寛城子-日本橋通-日本橋公園-旧国務院-宮廷府-小盗広場-大馬路-清眞寺-般若寺-大同広場-協和会首都本部-大同公園-民生部-紅卍会-動物園-総合運動場-中央観象台-中央警察学校-南嶺戦跡-大同学院-建国廟-建国大学-南湖-総合法印-順天大街-国務院-宮廷御造営地-独伊公使館-満映スタヂオ-国務院総理官邸-興安大路-帝国領事館-駅

観光地の変化

  • 昭和14年版のみ見られる観光地(4箇所)
    • 南湖、三中井百貨店、新発路、八島通
  • 昭和15年版のみ見られる観光地(2箇所)
    • 協和会館、南新京
  • 昭和14年版及び15年版でのみ見られる観光地(3箇所)
    • 安民広場、大同大街、宝山(宝山百貨店)
  • 昭和15年版でのみ訪問対象から除外された観光地(2箇所)
  • 昭和16年版から追加された観光地(29箇所)
    • ヤマトホテル、満鉄支社、中央通、児玉公園、軍人会館、西広場給水塔、三不管、寛城子、日本橋公園、小盗市場、般若寺、協和会首都本部、大同公園、民生部、紅卍会、動物園、総合運動場、中央観象台、中央警察学校、大同学院、建国大学、南湖、総合法院、順天大街、宮廷御造営地、独伊公使館、満映スタヂオ、国務総理官邸部、帝国領事館