満支旅行年鑑

『昭和18年版 満支旅行年鑑』における奉天・哈爾濱に関する都市・観光資源の記述

満洲国の観光に関し、新京(日本建設)・哈爾濱(ロシア建設)・奉天(清朝建設)を比較するため、新京だけでなく哈爾濱・奉天についても『満支旅行年鑑』をはじめとし、『満洲グラフ』や『旅行満洲』、その他案内記、パンフレットを調べることとする。今回はまず…

【メモ・残骸】昭和14年版『満支旅行年鑑』における満洲観光連盟と観光協会の各事業

参考文献 『昭和14年満支旅行年鑑』ジャパンツーリストビューロー満洲支部、1939年2月改訂再版より作成 趣旨 満洲国の観光国策は、国務院-総務庁-情報処-弘報委員会-観光委員会-観光連盟-観光協会というヒエラルキーのもとで展開された。ここでは『満支旅行…

『満支旅行年鑑』に見る国都新京における観光バスコースの変化

※昭和14年版~18年版の『満支旅行年鑑』の分析。昭和19年版はマイクロフィルムを複写依頼中 概要 料金の変化(※小人は大人の半額) 昭和14年及び15年…1円50銭 昭和16年…2円 昭和17年・18年…3円(※満人コースは1円50銭) 観光バス周遊時間の変化 昭和14年、18年…3…

『満支旅行年鑑』に見る「非常時下」における観光事業の正統化について

『満支旅行年鑑』は昭和14年版から昭和19年版まで刊行された。 次第に激しくなる戦局において、観光事業を正当化するために様々な理由付けが行われている。 ここでは『満支旅行年鑑』がどのような論理で旅行及び観光事を正当化したのかを見ていくこととする…

【史料】『満支旅行年鑑』における新京の記述について

ジャパン・ツーリスト・ビューロー(東亜旅行社、東亜交通社)から出版されていた『満支旅行年鑑』は昭和14年版~昭和19年版まであるが、そこでは各都市の紹介及び戦跡に関する解説が掲載されている。各版ごとに記述内容は若干異なるが大筋はほぼ同じである。…