アマアネ(体験版)の感想・レビュー

ピンヒロイン低価格モノを提供するメーカーCampusの作品の一つ。
最初から好感度マックスな甘やかし系お姉ちゃんに特化したキャラ抜きゲー。
両親の再婚により義姉となった白人女性が嫁になりたいとか言い出す展開。
抜きゲーなのに主人公くんが煮え切らずグズグズしているのでだるく感じてしまう。
体験版ラストでようやく義姉を嫁として受け入れる覚悟をして幕を閉じる。
個人的にはサブヒロインの深谷ねねの方がキャラ造形が好き。

雑感

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  • 最初から好感度マックスなため、フラグ生成過程はほぼ無い。
    • キャラゲーの場合、商品のウリとなるのは関係性変化であり、どのようにしてフラグが成立かが一種の見どころとなっています。このフラグ生成過程のなかでキャラに想い入れができるというわけです。しかしこの作品の場合は、キャラゲーでも抜きゲーよりなので、最初から好感度マックスで無条件に主人公くんのことが大好きな状態から始まります。むしろ主人公くんの方がグズグズしているので、主人公くんがどのようにして姉を受け入れるかを眺めることとなるのです。主人公くんは当初、家族の温もりに飢えており、義姉ができることでその孤独が癒されることを期待していたのです。映像通話での交流でお互いの人格は理解していたものの、義姉が主人公くんに家族の親愛ではなく、異性の肉欲を持っていることを知り得ることはできませんでした。そのため、訪日した義姉がその好意をオープンにするとドギマギしてしまうという寸法さ。結局、紆余曲折を経て義姉を受け入れる決意をして、体験版はお開きとなります。

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  • 個人的にはサブヒロインの方が魅力的に感じる。
    • ピンヒロインものですが、閉じた人間関係で終わらないようにサブヒロインが用意されています。で、このサブヒロインの方が率直に言って可愛いです。研究者気質のクールタイプである深谷ねねさんはぼっちな孤独になりがち。本人はたいしてそのことを気にしていない風を装ってはいますが、これまで主人公くんとそれなりに長い時間を積み重ねてきたわけです。主人公くんは亡父の影響でwebデザインなどの職種を希望しており、学園の部活も広報部に入っています。主人公くんは深谷さんの研究室を間借りしており、そこで深谷さんと情交を結んできたのです。そこへぽっと出の義姉が現れたのだからさぁ大変。深谷さんは意識はしていないかもしれませんが、その感情は並々ではないでしょう。姉に特化した抜きゲーですが、むしろ深谷さんルートの方を読みたいですね。

 
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