雑録

BETA-SIXDOUZE 体験版の感想・レビュー

宇宙SF。地球に蔦を伸ばしてくる宇宙薔薇をロボット兵器で掃討する話。
前作から主人公は世代交代しており、その孫が今作の主人公となっている。
前作はそれなりに面白かったが、中途半端な所で終わってしまったのがネック。
前作の主人公が立てた作戦で特攻を強いられた生き残りが今作のヒロイン。
主人公は幼児退行してしまったヒロインとバディを組み作戦に臨むことになる。

SF編は単なる舞台装置ではなく、きちんと解決されるのだろうか?

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  • 前作ALPHA-NIGHTHAWKは投げっ放しエンドでした。
    • セカイ系については色々な解釈がありますが、社会背景や設定は所与のものであり、主人公とヒロインの関係性を描くことが主軸とされ、全体では何も解決しない傾向にあります。前作も夜鷹一蔵と箱根ミリヤの話であり、宇宙薔薇だの遺伝子操作だの人工生命体だのの話は投げっ放しにされた感がありました。本作はその続編ということなのですが、夜鷹一蔵と箱根ミリヤはもう既に死んでおり、その孫の箱根羊介が主人公となります。
  • 幼児退行少女
    • 体験版でのメインイベントは、才能はあるけれども幼児退行してしまったメインヒロイン:ハナコとバディを組むこと。夜鷹一蔵は宇宙軍では英雄でもあり戦犯でもありました。何故なら一蔵が立案した特攻作戦で若者の犠牲と引き換えに平和を守ったからです。多くの若者を間接的にとはいえ殺してしまったことは大きな禍根となりました。その一蔵のトラウマを癒すことが前作の趣旨でもあったのですが、なんとこの特攻作戦には2人の生還者が見つかることになります。きっとウラシマ効果か何かで若いままなのでしょう。生還者2名(ハナコサガン)はまだ少女らであり、そのうちのハナコは幼児退行まで起こしてしまっていたのです。

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  • 才能は有りながらも鬱屈していた主人公の図
    • サガンの傷がまだ癒えていないため、ハナコを再利用するために彼女と組むバディ探しが上層部で行われることとなります。その方法がMVP制度であり、多くの敵を葬った者に報奨金が与えられるというものでした。このせいで経済的に苦しんでいたのが主人公。MVP制度のせいで、誰もが撃墜だけを狙い、その残骸処理を行わなくなりました。残骸が居住地域にぶつかっては大変!ということで主人公は無意味な残骸処理に精を出してしたのです。そのせいで報奨金は微々たるものであり、次第に困窮し経済的に行き詰っていきます。そんな時、祖父母をネタにおちょくられたことにブチギレ同僚を殴ってしまい、あわや軍法会議寸前となります。しかし禍福は糾える縄の如し、身辺調査の際に夜鷹一蔵の孫であることが上層部の目にとまり、ハナコのバディ候補に選ばれるのです。

  • 幼児退行少女と心を交わすためには
    • ハナコのバディはこれまでに11人おり、皆、失敗に終わってきました。それは幼児退行したハナコを侮ったからであり、ハナコは幼児退行しても天賦の才を存分に見せつけたのです。ここで求められるのはプライドを投げ捨てハナコの心に直接訴えること。主人公は見事、ハナコと心を交わすことに成功し、正式なバディとなります。主人公とその整備士のもとにハナコともう一人の生還者であるサガンが転がり込んでくることになり、本格的に宇宙薔薇との戦いが始まる!といったところで体験版はお開きになります。果たして宇宙薔薇問題などはきちんと解決されるのでしょうか?

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前作