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  • 鍵を隠したカゴのトリ「サブヒロインズ」の感想・レビュー

    殺人事件の冤罪で幽閉されることになったメインヒロイン透子を救え!
    サブヒロインの個別√では事件の謎が少しずつ明らかになっていく。
    サブヒロインのトラウマを解消してフラグを構築し事件の謎を解き明かそう。
    伊鶴√では透子が伊鶴に主人公の祖母を病院へと連れ出させたことが判明。
    夜√では透子が庇わなければ夜が殺人事件の犯人にまつりあげられることが判明。
    みおん√では透子が犯人との関係性を深掘りされたくなかった為無差別殺人を装ったことが判明。
    サブヒロインをクリアすると、フラグ規制が解除され透子ルートに入ることができる。

    【目次】

    瑞葉伊鶴ルート

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    • 存在意義の喪失と他者受容願望
      • 瑞葉伊鶴は資産家の妾腹の娘。社会の片隅においやられながらも金銭的には不自由することなく、母一人子一人で静かに暮らしてきました。しかしながらある時イキナリ、母親は伊鶴を置いて出て行ってしまったのです。母親の事が大好きであり、今までの暮らしに十分に満足していた伊鶴にとっては青天の霹靂。ショックを受ける伊鶴でしたが、母親は籠の中の鳥であり、自分が鳥籠の錠となり閉じ込めていたのではないかとも思うようになります。自分も連れて行って欲しかった伊鶴は、必要とされなかった子であるという事実を突きつけられ、存在意義を喪失したのでした。以来、伊鶴は将来が見出せず自暴自棄となり学校にも通わない日々が増えていったのです。そんな伊鶴を必要としてあげればフラグは成立。伊鶴が抱え込んでいた心の闇を吐き出させてあげましょう。母親が戻ってくるかもしれないと思い、解約できなかったマンションの一室で普段は飄々としている伊鶴が慟哭するシーンは結構グッときます。

     
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    • 伊鶴√における透子問題
      • 本作品の大きなテーマとしてメインヒロインの透子が殺人犯を自称するのは何故かという問題が掲げられています。個別√はその問題を解き明かすためのパーツなのですが、伊鶴は自分が真犯人と名乗り出ることで透子を救おうと試みます。その背景には上述した伊鶴の妾腹の子問題があり、伊鶴は自分が真犯人になることで親たちに振り向いて欲しかったのですね。作中ではそのことを指して主人公が復讐であると表現しています。結局は主人公により他者受容願望を満たされた伊鶴は考えを改め、自分が犯人になることは取りやめとなります。アッサリ。
      • 伊鶴√においては透子問題が主人公の祖母の問題と関連があることが明らかになります。主人公は母子家庭で母親に疎んじられネグられていたのですが、その境遇から助け出してくれたのが透子でした。遠子のはからいで主人公は祖母に育てられることとなり、家族からの愛情を受けることになります。しかしその祖母が認知症になってしまい、主人公の事を忘れ去り、家に居座る泥棒扱いまでするようになったのでした。また祖母は極度の病院嫌いであり家に居たがったので、病院に連れて行くこともできませんでした。主人公はこのことを誰にも相談できずにいましたが、ある時透子はこのことを知ってしまうのです。主人公の悩みを見抜いた透子は、何とかして主人公の祖母を病院に連れて行こうとし、この時に協力を仰いだのが伊鶴だったのです。透子と伊鶴は前に会っており、それが縁となって、伊鶴が主人公の祖母を病院に連れて行く役を担ったのでした。透子が殺人を犯したとされる日と、伊鶴が主人公の祖母を病院に連れて行った日が同じという事実が伊鶴√では回収されたのでした。

     
     

    燕沢夜ルート

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    • 毒親物語
      • 燕沢夜は真面目で品行方正なクラス委員長。しかしその姿は奨学生となるための仮面であったのです。夜の母親は所謂毒親であり、母子家庭で重荷となっている夜のことを疎んじていました。当然、学費なども出すわけが無く、夜は奨学生で無くなれば中卒ニートとして世間の荒波に放り出される身分だったのです。夜の母親は児相に通報されない程度の世話しかしてくれず、むしろ夜が自分と同じ境遇になることを望んでいる風すらあったのです。夜の性格は父親譲りらしく、逆境に負けず真っ当に生きれば生きるほど、夜の母親の神経を逆撫でしていたのです。主人公もまた母親からネグられていたので、夜の境遇を大変よく理解することが出来ました。比翼連理の相互依存、傷のなめ合いと言ったら言い過ぎでしょうが、そんな二人が結ばれるまで長い時は必要としませんでした。

     
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    • 夜√における透子問題
      • 夜√においては殺人事件の犯人が夜になるように仕組まれていたことが明らかになり、逃亡エンドとなります(バッドエンドになると夜が犯人となり捕まるエンド)。殺された男は、夜の母の男であり、夜の家に出入りしていました。夜と二人きりにされることも多く、夜は身の危険を感じていたのです。主人公とフラグ構築すると、夜は警察に殺された男と自分の母の関係を証言しに行くことになります。しかし、それは巧妙な罠であり、夜が犯人になるよう仕向けられていたのです。男の血のついたレインコートが夜の家から見つかり、凶器の包丁にも夜の指紋がべったり。他にも夜が犯人になるような証拠がいっぱいあるであろうことは想像に難くありませんでした。それ故、主人公は夜と逃亡することを決意。落ち延びた先で何とか安アパートに転がり込み、バイトで生計を立てる生活を始めます。それでもソシャゲ廃人である夜は主人公がそばにいてゲームができればハッピー!ということでグッドエンドを迎えます。

     
     

    青葉梟みおんルート

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    • イジメから救ってくれた救世主に依存していた少女が自立する話
      • 青葉梟みおんは、透子に依存する人間不信の少女。それには理由があり、かつてイジメを受けいていたことが原因でした。その時に救ってくれた透子に対してベッタリとなり、依存するようにまでなってしまっていました。透子が幽閉されることになり、学校生活で頼れる人がいなくなったみおん。しかしシェアハウスの生活も経験し、次第に他人と交流できるようになっていきます。そんなみおんは透子の冤罪を晴らしたいと思っており、主人公に協力を仰ぎます。こうして放課後に落ち合い事件の捜査を進めていく・・・と思われたのですが・・・。捜査は明後日の方向へ飛んで行ってしまい、ろくに扱われませんでした。みおん√では透子に依存していたみおんが自立していく様子に焦点が絞られます。で、最終的に主人公の祖母が認知症で遠くの施設へ入ることになり、みおんは主人公を選ぶか透子を選ぶかで悩むことになります。最終的にみおんは主人公を選びます。十数年後、透子の幽閉が解かれたとき、地元を離れて受け入れてあげることができるのは二人だけだと夜に説得されたことが後押しにもなりました。

     
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    • みおん√における透子問題
      • なんと、みおん√では透子問題がほとんど解決されなかったぞ!明らかになったのは、殺された男性は透子と顔見知りであったが、透子はその関係を深掘りされたくなかったので、無差別殺人の犯人として名乗りでたという事情が明かされたことくらい。またエピローグにおいて主人公とみおんとその子ども達が会話をするシーンがあるのだが、どうみてもイベントCGでは男の子が主人公に抱っこされている赤ん坊なのに、平然と会話しているシーンがあって違和感を抱く事この上なし。CGに描かれていない別の子なのかなとも思いしが、テキスト中に子どもは3人とあり、CGでは二足歩行している女の子、主人公が抱っこしている赤ん坊の男の子、ベビーカーの女の子の3人なので、なんともはやである。いやテキストとイラストが矛盾することは稀によくあることですけどね。

     
     

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