2020製品版
特権的な資本家一族による超管理社会の打破を目指すテロリスト活動モノ。 管理社会において発生せざるを得ない人間の膿を利用して裏稼業に手を染めるが…… なんとそれすらも管理社会におけるシステムの一環だったのだ!というオチ。 全ては支配者一族の掌の上…
中国(大陸)からの誘致で視察に行き、鉄道復権のための観光国策を提言する話。 しかし中国における鉄道制度やその位置づけに関する説明は一切なし。 中国経済を扱うのに社会主義市場経済と共産党一党独裁も完全にスルー。 「ぼくの かんがえた さいきょうの …
全九州周遊鉄道構想を実現することで主人公が事故のトラウマから解放される話。 ヒロインたちと向き合うことで観光鉄道に関する諸問題の解決策が浮かぶという形式。 解決方法は極めて杜撰なご都合主義で、詳述されずに成功するので、割り切りが必要。 「鉄道…
選ばれなかったヒロインの心情描写を展開した挙句、両方選ぶエンドもある。 ノベルゲーで「選ばれなかったヒロイン問題」は割とテーマとして扱われる。 本作は凪orふかみを選ぶことで切られてしまったヒロインの心情を読まされる。 (それでなくとも非ハチロ…
富裕階層向け超高級食堂車を熊本県人吉市から大分まで走らせる話。 気動車内に調理スペースが無い問題を駅から地元特産料理を搬入するという形式で解決。 姉の真闇と実家の酒屋の従業員長から認められて日々姫は承認欲求を満たす。 ご都合主義とさすおに展開…
人見知りが激しい娘に経験を積ませるべく家族で東北雪景色鉄道旅行をする話。 鉄道ならではの旅情と人との交わりを家族の成長に繋げて巧みに描き出している。 娘の対人関係の克服もさることながら主人公やポーレットも親として成長する。 最初から親なのでは…
蒸気機関車から電車への転換が行われず国鉄が民営化しなかった世界線の話。 巨大赤字を垂れ流した国鉄は一部の区間を除きほぼ全てが廃線となった。 その背景にはアメリカによる交通インフラへの介入と市場独占があった。 それでも連帯して立ち向かえばどうに…
経年劣化し寿命を迎えつつある炉利BBAロボットの最期を看取る話。 「子孫を残せなくとも後世に伝えられるものがある」という事がコンセプト。 最後の鉄道業務を全うしながらオリヴィが息を引き取るシーンは感動を生み出す。 泣きゲー。お婆ちゃんが死ねば泣…
「世界の真理」へと至る道を捨て「日常への回帰」を選ぶ話。 主人公は有村ロミを救うために自らの肉体を犠牲にし魂だけの思念体となる。 そこで真理への到達という欲望に惹かれるが魂魄を二分化することで対処する。 愛を知る魂Aは父が残したロボットに憑依…
サブヒロインの個別シナリオは、全体における章立ての一部という構造。 PROLOGUEが終了するとMAINが出現するが、そこで個別√に入ることになる。 サブヒロインの個別シナリオはどれを選んでも「CHAPTER2」という扱いである。 佳純√はヒロインに生存を望まれた…
人類を救うために世界と一体化するハイパーアルティメット世凪エンド。 近未来SFが舞台だが本質的にはまどマギや穢翼のユースティアと同じ主題。 記憶障害・基礎欲求欠乏症・仮想空間・観測による実態化がモチーフ。 Key、火の鳥未来編、バルドスカイ等の諸…
よくある「自分探し」モノ。若者が将来について悩み「一夏の経験」により、それを見つける。 自分が情熱をかけられるモノを主人公とすももが各自見つけ出すプロセスが醍醐味。 主人公は亡き母の幻影を乗り越え人物を撮るカメラマンに生き甲斐を見出す。 すも…
シェイクスピアの人生と作品を題材にした話。 真夏の夜の夢、ハムレット、ロミオとジュリエットの創作秘話を新解釈する。 「信仰の自由」と「女性解放」をテーマにしていたが、何も解決せず終わる。 宗教問題が物語を転がすだけの装置に矮小化されてしまった…
陰鬱な中年男性の実存を描き出せず、失敗に終わってしまったシナリオ。 最終的にいつもの「少女に実存を見出す」というお決まりのパターンになる。 創作業の苦悩描写は、このライターのヒト『MUSICUS!』来島澄√やったんだろうなって感じ。 結局は「如何にし…
結核により死の淵にある少女が夢うつつながら絵草紙の世界に入り込む話。 絵草紙に出てくる主役たちは皆、少女の縁者に見立てられていた。 花咲かじいさんは祖父、乙姫は家庭教師、瓜子姫は妹、桃太郎は婚約者。 物語のリライトに成功すると少女は現実で病と…
クラスメイトが冤罪で殺人犯にさせられそうになるのを防ぐ話。 燕沢夜の母は毒親で愛人を殺害した罪を娘に擦り付けようとしていた。 第一発見者となった透子は夜を庇って自分が殺人犯と自供する。 証拠不十分で透子は釈放されるが真相を葬るために自ら幽閉さ…
殺人事件の冤罪で幽閉されることになったメインヒロイン透子を救え! サブヒロインの個別√では事件の謎が少しずつ明らかになっていく。 サブヒロインのトラウマを解消してフラグを構築し事件の謎を解き明かそう。 伊鶴√では透子が伊鶴に主人公の祖母を病院へ…
人気声優の妹が屑兄に奉仕するのはクソデカ巨大感情を拗らせていたからという話。 幼少の頃から聡明で子役として活躍していた妃愛は世間を見下していた。 特に兄である主人公に対しては、幼稚であると蔑視し嫌悪していたのである。 それを見かねた両親に指導…
個別√に入れなかった時の汎用バッドエンドは従姉の先生のシナリオとなる。 主人公は生徒会室で女装っ子の相談を受けていた所を先生に目撃されてしまう。 何とか冤罪は免れたが、今度は主人公が男色なのではないかとの疑惑が生まれる。 先生は自分の従弟の性…
高い能力と豊かな経済力を背景に傲慢不遜な態度を取る黒髪ロング先輩との攻防戦。 詩桜先輩は体験版の時点ではかなり不愉快なキャラクターとして造形されていた。 他ヒロイン√では温厚な主人公が先輩に対してはクソ女認定し鍔迫り合いを展開する。 (これが詩…
引き篭もりがVtuberの世界で居場所を見つけリアルでも不登校を解消する話。 音楽学校で挫折したあすみは普通の学校にも馴染めず「周回遅れ」と感じてしまう。 そんな中、ボカロPついでVtuberで地位を得たあすみは引き篭もりとなってしまう。 家とコンビニを…
オタク趣味のせいでイジメを受け不登校になった少女がオタク趣味で世間を見返す話。 テーマはオタクであることの肯定。オタバレを恐れていた少女が自ら暴露するカタルシス。 スクカ上位者、リア充、パリピによる偏見や蔑視を経済的成功(カネ)によって黙らせ…
集団への所属をトラウマとする主人公が不登校ヒロインを率いて生徒会活動をする話。 体験版では籤引きで会長に選ばれた主人公が仲間を集めて他校との交流会を乗り切った。 しかしながらリア充女子との絡みを目撃され仲間からの信用を失墜させてしまう。 この…
「親殺しのパラドクス」により2110年から過去跳躍してきた加藤大尉の野望を打ち砕く話。 主人公こそが歴史を意図的に歪めていた存在であったという展開が最高のカタルシス。 主人公が元いた時間軸は「令和」ではなく「桜雲」でWWⅢが勃発した世界線だった!…
メリッサが千里眼の持ち主で歴史の歪みが視える存在だと明らかになる話。 汽車旅行での殺人事件は全て千里眼の持ち主を炙り出すだけの茶番であった。 謎を解き明かした主人公に自らの異能を告げたメリッサは帝都の防衛を依頼する。 鉄道を新たに敷設とか殺人…
造船成金が加藤大尉に殺害されてしまうことを防ぐ話。 ラスボス加藤大尉の野望「帝都再建計画」の一端が明らかになる。 大正時代の大和撫子ヒロインである蓮自身はそれほど活躍せず。 蓮は淫乱方面に目覚め線の細い主人公を枯れ果てるまで搾り取る担当となる…
ブルジョワお嬢様遠子が亡き母の縁者を殺害してしまうことを防ぐ話。 遠子は母親の死がトラウマとなっており、復讐を誓った。 遠子の母親は窃盗に入られた際コレクションの一つである時計に圧迫され死んだ。 それ故遠子は窃盗犯を捕まえ、散逸したコレクショ…
挫折系主人公救済モノ。温暖化により緩慢に滅びゆく世界で、AIの自己意識を描き出す。 天真爛漫なヒューマノイドが主人公を救うが、その行為は全て機械としての反応の結果に過ぎなかった。 だがそれは心を持ったAIが敢えて機械のように振る舞わざるを得なか…
生霊復活譚。橘花の本体は植物人間状態で病院に入院中。 巫女であった橘花は生命が持つ青春の輝きを可視化する異能を持っていた。 家族旅行の前、橘花は違和感を抱くが、それを言い出せず家族は死亡した。 一人生存した橘花は親戚の嫌がらせを罰として受け入…
Vtuberの中の人のコミュ障改善物語。 柊栞里は幼少期にアイドルになる夢を馬鹿にされコミュ障になってしまった。 それ故アイドルの代替としてVtuberに目覚めたが、芸風の限界を感じていた。 新たなステージに昇べく自分の殻を破る為リアルでのコミュ障改善を…