お店経営モノ。エロゲショップが軒並み閉店するこのご時勢に果敢にチャレンジ。
祖父の引退を契機に雑貨屋を受け継いだ孫娘の長女が自分の好きなお店に魔改装!
寂れた商店街の一角にエロゲショップを爆誕させ、妹2人と主人公を巻き込んでいく。
エロゲショップの裏事情紹介がウリだが、中古市場に触れられない所に限界がある。
キャラはとても可愛い。
スターシステムの小ネタが多すぎ前作を知らない人にとってはウザいことこの上ない。
(匂わせる程度などならまだしも立ち絵の使いまわし等、全面的に押し出されすぎ)
キャラゲーではなく業界ネタをウリにし真摯にエロゲショップ経営を描いているが、エロゲ市場において中古販売について触れないのは片手落ちと思われる
- 2020年のご時勢に寂れた商店街で新品のみのエロゲショップを経営するのは至難の業かもしれない
- まずこれが単なるキャラゲーなら「お店経営」モノの舞台装置としてエロゲショップを題材にしても何も言われないでしょう。キャラたちはとても可愛いですし。しかし体験版をプレイしてみると、本作品はエロゲショップ経営でシナリオを読ませることを主眼にして勝負しようとしています。実際にエロゲ販売の裏事情というか業界ネタをテキストに上手く組み込んでいて結構面白みがあります。通販とDL販売が全盛となっているこの状況で、新作パッケージ版販売の店を新規に出すことの意義や熱情!それらがアツく語られています(結局はエロゲブログの記事からDL販売にリンク飛ばしてアフィ収入得るようになりますが……)。
- しかし野暮なツッコミでしかないのですが、本当にこのご時世に新作販売のエロゲショップなんてなりたつのかよという疑問。私の地元ではゼロ年代年代後半までは結構エロゲショップがあったのですが2010年代に軒並み潰れてしまいました。残ったのは「エロゲを扱う地方メロン」と「超大型リサイクルショップで新作も扱うよ」という形態のみ。新宿にいた時にはトレーダーが撤退し、ソフマップのエロゲコーナーも規模縮小したので結局秋葉原にまで遠征しなければならない状況となっていました。札幌ではMKが狸小路商店街で頑張っていて良く潰れないなと感心して通っていたものです(それでも予約せずに新作をゲットできる状況ではなくメロンに行った)
- エロゲ市場を語る上では中古市場の闇について触れなければならない
- あとエロゲショップでメインとなるのは中古販売であろうに、それについては一切触れられません。中古市場はセンシティブな問題なので取り扱えないのかもしれませんが。
- 通販を利用した合法フラゲと未開封中古在庫だぶつき問題
- エロゲショップ錬金問題
- そして人気が出てなおかつDL販売が無い場合は、一斉に在庫がはけるので、次の入荷までの空白期間に買い取り価格が上昇します。場合によっては未開封新作中古を購入した時よりも高い値段で売れるという「錬金」すら可能なのです。以上により、エロゲショップでは中古市場を扱うことが必須・・・にも関わらず本作では中古市場や販売について何ら触れられていませんでした。そのためエロゲ市場をテーマにしてシナリオを読ませようとしている割には片手落ちのように感じられてしまうのです。体験版だからテーマにならなかっただけで製品版ではやるのでしょうか?