雑録

『魔法少女消耗戦線DEADΩAEGIS 体験版』の感想・レビュー

宇宙空間で侵略してくるエイリアンと戦う話。銀英伝ぬきたしマブラヴオルタ。
様々な事情により兵士となった少女たちであったがそこには人権など無かった。
単なる兵器として扱われる少女たちは次々に騙し討ちと辱めを受けていく。
その戦いには勝利条件など無く防衛ラインを維持するだけのジリ貧であった。
単なる使い捨てに過ぎない少女たちに明日など無い。
内部の人間関係と凄惨な戦場を描くセカイ系でエイリアンの謎とかは回収されなそう。

凄惨な戦場で少女たちが外部の敵と内部の男達によって摺りつぶされていく過程を描くことが主眼

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  • 世間での対外的な報道と内部の実態が違うというのは現場ではよくある事
    • 【1】主人公は戦争孤児の少女で、戦災において自分を救ってくれた女性戦闘員に憧れを持ちます。物語の舞台装置としては宇宙からエイリアンの侵略を受けているという設定で、宇宙空間の前線基地で防衛ラインを張っているというノリです。エイリアンと戦闘できるのは特殊技能を持った少女たちだけであるため、彼女らは魔法少女と称されています。主人公の少女はこの魔法少女になるために士官学校を優秀な成績で終え、厳しい訓練に耐え抜き、配属されたのでした。
    • 【2】ところがどっこい。着任早々宇宙空間に放り出された少女たちは敵の本拠地で凌辱されることとなります。なんと、エイリアンと戦うための特殊スキルを得るには、エイリアンによって子宮に着床されなければならなかったのです。この過程で200人近くいた少女たちは50人程度に間引きされます。適性能力が無かった少女たちは無残にも蹂躙されながら死んでいきます。そして無事に戦闘能力を獲得してからも悲劇は続いていきます。武装を展開するためには性的昂奮が必要であり、戦闘中にはいつも発情。それを見越した男性軍人によって宇宙空間から基地に帰還した後も凌辱されてしまうのです。さらにより一層の戦闘能力強化のため卑猥な装束まで身に着けさせられるのです。完全に少女たちは単なる消耗品という扱いなのでした。
    • 【3】主人公の少女の他にあと2人主要メンバーがいます。1人は男に貢いでいるホワホワ系の女で、もう1人は事務所に売られた人気の無いロシア人アイドルでした。冒頭の物語を牽引するのが、後者のロシア人。気高くありながらも、世の中の酸いも甘いも知っており、割り切って物分かりが良いという性格が存分に利用され、舞台装置やシナリオの展開を説明するための役割を担わされています。あと性的に百合であり、主人公とも交情を深めていき、凌辱だけでなく戦場における純愛要素を展開します。
    • 【4】体験版の最終局面は一人だけ卑猥な武装を与えられなかった主人公の少女がエイリアンに蹂躙されて幕を閉じます。当初は武装に対して忌避感を抱いていた兵士たちでしたが、武装が行き渡るにつれて貰えない人の方が可哀想という空気が生まれてきます。それもそのはず、武装をつけた方が能力値が上がり戦闘も優位になって生存率が上がるからでした。優秀な士官学校卒の主人公にとって一般徴募の兵士に後れを取るのは劣等感以外の何物でもありません。それを自覚しながらも己のプライドに束縛され白兵突撃をするしかなく、案の定、敵に捕まってしまったのでした。一応、前文において、一度蹂躙されてから復活した方が戦闘力が上がるというサイヤ人的な設定が述べられていたので、死ぬことはないであろうとフォローされています。
    • 【5】今の所、勝利条件や物語の目的などは提示されておらず、消耗戦をただただ生き延びることだけが扱われています。主人公にとっては憧れの英雄に会いたいということだけが原動力となっていますが、会った時の失望感とか絶望感が、おそらくすごいのではないかと予想されます。個人的には何でエイリアンが攻めて来てんのよ?とか思いますが、おそらくそこに理由は無くセカイ系。エイリアンの侵略というのは所与の条件であり、それに対する中で、少女たちの凄惨な姿を描きたいだけなのでは?と類推されます。

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