雑録

槇村葉月の恋語り 体験版(あざらしそふと+1) の感想・レビュー

突如入居することになったオンボロアパートでの珍騒動を描く話。
主人公は前の住居が被災し、新しいアパートを探していた。
そんな折、ボロくて狭いが家賃が安くて立地が良い物件と遭遇することになる。
当然家賃が安い所にはワケアリな住人が住んでいるというワケで珍騒動開始!
攻略ヒロインに出会う前に、アクの強い大家と隣人に出会うことになる。
とにかく本作品のウリは選択肢がいっぱいでバッドエンド直行フラグまっしぐら。
知恵留先生やタイガー道場の如くバッドエンドになると大家からアドバイスを貰えるぞ!

ヒロイン攻略よりもアパートの奇人変人とバッドエンドギャグがウリ

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  • 昔懐かしき90年代後半~ゼロ年代前半のノベルゲーを彷彿とさせるノリ
    • 【1】主人公はアパートを探している途中の青年。被災して前に住んでいたアパートが潰れてしまい、漫画喫茶などで雨露を凌ぎながら転居先を探していました。そんな時に出会った物件が、本作の舞台となるオンボロ変人アパートだったのです。部屋はボロくて狭いのですが、家賃は2万で立地は良いので悩んでいると、大家&隣人との珍騒動に巻き込まれます。ここからが怒涛の選択肢の嵐!ことある毎に分岐が現れます。これは昔懐かしきバッドエンドギャグで型月がお家芸としていた展開ですね。月姫の知恵留先生や、Fateのタイガー道場にお世話になった方も多いのではないでしょうか?(流石に古すぎて今の子たちにはわからなすぎるかもしれない)。
    • 【2】ここでの魅力は単にバッドエンドになるだけではなく、お助けアドバイスキャラから助言を賜ることができて、それがコミカルなギャグとなっていること。本編よりもバッドエンド全回収の方が大変だった苦い記憶が蘇ります。そんなわけで本作品の場合は大家さんから選んだ選択肢に対するキレッキレのツッコミを受けることができて、それが本作のウリの一つとなっています。ヒロインに出会う前に終わってみたり、大家さん自身と結ばれたり、隣人の酒癖の悪さに引っかかっりとコミカルなギャグを楽しむことができます。
    • 【3】で、肝心の攻略ヒロインですが・・・体験版で殆どでてこないやんけ!体験版で重要なのは攻略ヒロインがどんな人物像であり、シナリオは何を目的としているのかをプレイヤーに示すこと。これを上手くできるかどうかで購入するかどうかが決まるのにメインヒロインが2場面でしか出てこないとはこれ如何に。一つ目の場面が雨に濡れながらその風景をカメラ(ビデオ?)で撮影するヒロインに傘を無理やりお節介で貸すシーン(貸さないとヒロインが風邪をひいて実家に帰りバッドエンドとなる)。夢中になっているものの為なら他はかえりみない情熱的なパッションを持つ人物であることが匂わされています。(その一方で大家と隣人から攻略ヒロインは陰キャとして呼ばれる)。二つ目の場面はイキナリの出会い。オンボロアパートの壁が崩壊していきなりメインヒロインが主人公を押しつぶすという流れになっています。この時、ようやくメインヒロインとの出会いか……出会うまで長かったなと思ってクリックすると体験版はお開き。えー、そりゃないぜーって感じ。せめてお互いが認識し合うところまではやってくれよと。
    • 【4】本作品の伏線となっているのは、主人公の母親が教育ママンであること。ママンから電話で説教されているところへメインヒロイン、隣人、大家から襲撃を受けるので、これがストーリーにどのように作用するのかということが問われます。メインヒロインの趣味?仕事?がカメラ(ビデオ)だったで、そっちを活かしたほうがプレイヤーの購買欲を刺激したのではなかろうかとちょっと思ってしまいました。カメラの蘊蓄よりもオンボロアパートにおける奇人変人とのドタバタコメディの方が大衆には訴求しやすいか!?

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ざらしそふとゲー


2021年9月ゲー


参考