ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-【体験版】(きゃべつそふと)の感想・レビュー

異世界ファンタジー的異能バトル学園へ潜入捜査。第1章は都市全域駅伝大会。
主人公は組織により難関異能学園への潜入調査を命じられるがいきなりアクシデント。
所属する予定の最上位クラスから外されてしまい、異端者専用クラスにぶち込まれたのだ。
異端者クラスの人材はステータス特化型であり、その仲は最悪で、とてもギスギスしていた。
任務達成には最上位クラスへの編入が必須であり、そのためには褒章を3つ獲得する必要がある。
その一つ目が上記の都市全域駅伝大会であり、主人公たちは紆余曲折を経て勝利する。

プロローグの中二バトル描写がものすごく退屈だが学園編に入ると読めるようになるので耐えろ。

落ちこぼれクラスから脱するため褒章を集めよ!
  • 異世界ファンタジー・異能バトル・異能学園・潜入調査・スパイアクション・落ちこぼれクラス
    • まず中二異能バトル。冒頭からいきなりダンジョンでのバトル描写になるのですが、これがもう微妙であり、開始3クリックくらいで読むのをやめたくなりそう。それでも何とか読み進めると、時間軸的には学園への入学場面となり、ここからは何とか読めるようになります。それでも、どこかでみたことのあるような世界観と設定がてんこ盛りであり、独自性があるかと問われれば微妙(宝石と異能が結び付いているのでやたらと宝石の名称が出て来るという設定くらいかな?)。
    • 物語の肝となるのは特化型のピーキーな人材だけ集めた"落ちこぼれクラス"だと言う事。ここから抜け出す(クラス解体)のためには褒章を3つ獲得しなければならないのですが、そのためには仲間との団結が必要であり、目的達成(クラス解体)のために努力すればするほど乖離するという矛盾が面白ポイントと言えるでしょう。体験版では一つ目の褒章イベントを読むことができ、都市全域駅伝大会に出場することになります。ここで各キャラの人物像と保持している異能が提示され、読者にキャラ紹介をするという役割になっています。攻略ヒロインは3人で、クール系脳筋戦闘狂剣士、ダウナー系ケモミミ炉利研究職、天真爛漫系頑張り屋純朴炉利となっています。あと同じ落ちこぼれクラスとして皇子と獣人男性がおり二人は人種差別で激しく対立しているというノリ。彼らをまとめあげてクラス解体のために褒章獲得イベントをこなすというのが共通√になりそう。
    • 一方主人公くんが潜入調査している目的は学園内部にあるという「賢者の石」を奪う為。最上位クラスに所属すると、舞踏会に外部の人間を招待でき、これにより組織の人間を手引きするというのが与えられた任務。故に主人公は最上位クラスに所属できないと組織から消される運命にあり、是が非でも褒章を獲得する必要があるというワケ。
    • 最後に原画について。しらたま先生を起用しているのだが、なんか顔と身体がかなりアンバランスに感じられるのは私だけでしょうか。しらたま先生といえばここ最近はぷにっとした炉利キャラで評判を得てきましたが、なんか微妙というかコレジャナイ感満載(特に男性陣)。あ、ケモミミのキャラはいつものしらたま先生でした。
ケモミミはいつものしらたま先生
褒章のために一致団結するほど解散に近づく矛盾

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