七宮つぐ実先生が商業で6年振りに新作を書くみたい(2022年12月22日)

七宮つぐ実先生と言えば艦これの暁響本が有名で、C90代は主にデレマス本を書いていた。
個人的に商業で好きな作品は給食費シリーズでクロッカスとブルーデイジーのコンボは切ない。
クロッカスは幼い弟妹を抱えるJKが家計の為に関係を持つが東京の大学に行き別離エンド。
ブルーデイジーは前作でJSだった妹がJCになり姉の代用品とされることにコンプレックスを持つ。
そうなれば姉妹本が期待されるのが当然であろうが長らく続きが描かれることは無かった。
そこへブルーデイジーが再掲され2022年12月22日に6年振りに新作が描かれる事が告知された。
続編かどうかは分からないがブルーデイジーを載せるってことはそういうことなんじゃないか?
(次号予告を見ると泣きぼくろ+志摩リンお団子ヘアのなので多分『足りないねさっちゃん』の続編なのか?)

【目次】

七宮つぐ実「クロッカス」、COMIC X-EROS(コミック ゼロス) #37 、2016年02月01日

従属させていたと思っていたら自分が依存していた
  • 金銭関係で相手を従属させていたかと思いきや、そこには愛があり従属していたのは竿役主人公の方だったという構図が巧み
    • 忙しい両親の代わりに幼い弟妹の面倒を見るJKがヒロイン。今日も今日とて弟妹を児童館に連れて行くが、JKはバイト職員と関係を持っていた。ヒロインは貧困家庭らしく、弟妹の給食費も払えない模様であり、その支払いを口実として身体を捧げてしまうのである。前半は純朴な大人しい感じの三つ編みお下げのヒロインに色々と奉仕させる所が見どころ。女の子座りで咥えさせ上目遣いをさせるコマは作中でも屈指の素晴らしさを誇っています。肉棒をお掃除する際の表情もグッとくる。このように知識の無いヒロインに教え込んできた従属感が味わえる。
    • だがいつまでも自分の庇護下にあると思っていた少女は将来の事を見据えており、しっかりとした考えを持っていた。既に推薦で奨学金を貰って東京の大学に進学することを決めており、口減らしになって親にも迷惑もかけず、就職の門戸先が広がって高卒よりも給与が上がり、家族を楽にさせられることまで考えていたのだ。一方で竿役は少女が地元で就職するものだと思い込んでいたため寝耳に水。突如告げられた別れの寂しさをプレイにぶつけてしまう。ここで竿役との関係性が今まで見て来たものと180度転換するところの表現技法が巧み。竿役が金銭関係や力関係で少女を従属させているかと思いきや、少女にはきちんと愛があり、竿役の方が精神的に従属していたのだ。終局部において竿役が心の寂しさをさらけ出し、行かないで、ずっとここに居よ?と縋りつくのに対し、少女はバブミを発揮。よしよししながら夏休みには帰郷することやメールや電話をすると約束することで寂しさをなだめるのであった。
    • ちなみに二人の関係に妹の方は気付いてしまい、自分たちが姉の献身によって生かされていることを知る。大人になったら姉に恩返しをすること誓って続編ブルーデイジーに続く。
違和感に気付く妹ちゃん
大の大人がJKの姉に縋りつく所を見てしまう妹ちゃん

七宮つぐ実「ブルーデイジー」、COMIC X-EROS(コミック ゼロス) #50 、2017年02月01日

前作のJS妹がJCになって上京した姉の代わりになろうとする
  • 東京に行ってしまった姉の代用品だった妹が、寂しさを抱える主人公の間隙に入り込み、自分を認めさせようとする話
    • 前作クロッカスの続編でJSだった少女がJCになりヒロイン昇格。妹はツンクーデレに成長しており、学校をサボっては竿役の家を襲撃するようになっていた。妹も竿役を好いており姉に対する嫉妬とか自分の方を見て欲しいという承認欲求が強いところが見どころ。この妹は姉が竿役と給食費ックスしているのを目撃した際に秘所を濡らしており、自ら抱かれに来ている様子。
    • 朝から押しかけて来たのに起きて貰えず、尚且つ姉と比べられてお姉ちゃんは素直でイイ子だったのにと煽られると、ジェラシー感じちゃって、お姉ちゃんと比べんなとモーニング咽淫奉仕に走る所がいい感じに表現されている。奉仕後、起床した竿役がそんなに構って欲しかったのかと述べた際、素直になって「うん…」と答えるところは破壊力バツグンとなっている。ツンクールが恥じらいながらデレ化する表情がグッときますのでおススメ。
    • また姉妹といったら嵌め比べであり、妹が比較されるのを嫌っているのを分かったうえで品評会をしていく。お約束の台詞であるお姉ちゃんとあたし……どっちが好き?も炸裂だ。竿役はゾクゾクしながらお姉ちゃんに嫉妬してるの?とさらに煽り、しかも質問には答えず攻め立てて絶頂を迎える。ちゃんとお掃除もあるよ。行為後、妹は姉との比較を持ち出すことなく、自分なりに勝負を仕掛ける。買い物に付き合って、寧ろ買ってとおねだりし、承諾を得ると満面の笑みを浮かべるのだ。遠くにいる姉よりも近くにいる自分の方が竿役を独占できるのだと幸せを噛み締める瞬間であった。
ツンクール妹ちゃんデレ化する
姉と自分のどっちがいいかを訊ねるお約束パターン
買物に行く約束をして満面の笑みを浮かべる妹ちゃん

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