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【感想】たぬま『今日から悪い子。続』(2022年9月4日)を読んだ。

再婚により義兄妹となり、これまで居場所が無いと感じていた主人公とヒロインが相互救済をする話。 兄は母親の期待に応えるために良い子を演じてきたが義妹に本質を受け入れられた気がしていた。 だが義妹が乙女ゲーを愛好する事が分かり、自分はゲームのキ…

【感想】花兄けい「キミと上げる花火」を読んだ。

高校時代に好意を伝えられなかった男に花火大会でリベンジしようとする話。 シナリオはヒロイン視点で展開され告白を目指す心の機微がウリになっている。 高校時代、好きだった男は別の女とくっついたが現在はフリーになった! このチャンスを逃してはならぬ…

【感想】雲呑めお「火照り合い」を読んだ。

夏祭り浴衣デートからのお家から打ち上げ花火。夏だから掲載誌に1本はある季節モノ。 お祭りを楽しむデート描写に力が入っているとキャラに愛着湧いていいよね。 日常の所作の中に感じられる艶めかしさがとても良く表現されていてそこがウリ。 花火までの時…

【感想】いだ天ふにすけ「不束ながら」を読んだ。

人生が上手くいかないネガティブ系男子の世話を焼き続ける後輩ドブ女との幼馴染の絆。 主人公は幼少期から人生が上手くいかず失敗ばかり。仕事でも失敗し取引先を出禁となる。 そんな主人公を慰めるためヒロインは飲み会を企画。友人ズに慰められる。 この後…

【感想】ひらやん「深窓からの」を読んだ。

担任に頼まれたことをきっかけに不登校のクーデレ令嬢の邸宅に通うようになった話。 ヒロインは自分の下へ来てくれた委員長を逃がさないため賭けを仕掛けて来る。 つまらないから登校するつもりはないという御令嬢だがそこはかとなく人恋しさを醸し出す。 委…

【感想】ななはむ先生の大井っち本を読んだ。

感情を拗らせており素直に好意を表現できない大井っちがデレる描写が見所の話。 出張帰りに急遽宿泊が必要になった提督と大井っちだが宿が空いていない。 空いているのは連れ込み宿くらいなもので、無知な大井は何も知らずに事を進めてしまう。 当然入った後…

【感想】ぼるしち『桃ちゃんやみおちした!?』を読んだ。

映画デートを邪魔されたうえ媚薬を盛られて闇落ちした桃を身体的にケアする話。 シャミ子から映画に誘われてウッキウキになるちよもも。 だがしかしいつもの如く映画にはシャミ子のバイト先の人員が加わりデートは邪魔される。 さらにケーキバイキングに行っ…

【感想】スナメリ「十日前 10 days ago」を読んだ。

薄い本の導入部分は短ければ短いほど良いという言説が一部にありますが、それを逆手に取ってじっくりと描いたのがこの作品。タイトルにもある通り夜伽に入るまでの10日間の描写がたいへん素晴らしく、その期間を過ごす高校生のつがいの初々しい心情がとても…

三上ミカ先生の兄妹シリーズ、吸血鬼モノのセルフパロディ本が出る。(『血は蜜よりも甘く』感想)

母子家庭における唯一の男手として家族を守ろうとするカッコいいお兄ちゃんがウリの原作。かわいい妹は兄をよく慕い二人は母を支えながら生きてきたのですが、ある時、妹がお兄ちゃんの理性を破壊してしまいます。お兄ちゃんが葛藤に駆られながらも妹の思慕…

「恋情慕情による倫理観の破壊」という物語構造について

主人公とヒロインの関係性は様々な表現パターンがあり、その一つに「指導的立ち位置」(指導者-被指導者)といったものがあります。知識や技術の伝授を媒介にすることで二人の間に深い関係性が生じ、その過程において様々な感情が芽生えるのです。当然そこには…

【感想】亜美寿真「まなばせ」を読んだ

真面目系クール系黒髪JKがバイト先の本屋の店長を誘い受けする話。 思春期な少女は春画に興味津々であり凝視していたが故に接客トラブルとなる。 店長がクレーム対処に当るが少女は退勤時間を過ぎても待っており車で送ることに。 車中少女は当該書籍を食い入…

【感想】雛原えみ「メイドお届けします」前・後編を読んだ

久川凪系統の掴みどころのない不思議系メイドの話。かわいい。 要領が悪いから「ツンデレドジっ子」で行け!とキャラ付けされて派遣されてきた。 このメイドは主人公の祖父が経営する会社の者で卒業試験の実習に来たのだとか。 主人公は祖父の思い通りになる…

【感想】大沢おふだ「二人だけで」を読んだ

妹の友達である二つ結びの少女に疲れを癒される話。 日常に忙殺され疲弊していく毎日。気力は唯々削がれていく。 人生に意味など無く、感情を失い、ただ生きるだけの屍と化す。 そんな虚無感に駆られる生活を支えてくれるのは自分を認めてくれる存在。 顔を…

【感想】はく雲「お姉ちゃんは半歩先」を読んだ

黒髪ぱっつんジト目少女が双子の姉に対して感情を拗らせる話。 妹は大学に入学するまでいついかなる時も姉に対して遅れを取ってきた。 趣味嗜好も似通っている為、大事な物を全て先に取られて来た。 そんな妹がとった手段は半歩先に進まれているなら半歩後か…

【感想】たぬま『今日から悪い子。』を読んだ

義妹モノ。品行方正なフリをする歪んだ主人公の暗黒面を受け入れる妹がウリ。 母子家庭で育った主人公はいい子ちゃんを演じいたが裏でその憂さを晴らしていた。 だがしかし母が再婚して義妹が出来ると、そのダークサイドを知られてしまう。 それでも主人公を…

【感想】1億年惑星「ギャル道」を読んだ

粗製乱造される「ヲタクに優しいギャル」をメタ的に解体するシュールギャグな話。 1億年惑星先生と言えばSNSでデレステのシュールなギャグマンガを描くことで有名です。 杏の料理配信漫画で結局料理せずカップ麺を食べだすシリーズは良く知られています。 そ…

ミヤスリサ『しゅうがくりょこうハードコア』(D・N・A.Lab.、2020年9月)の感想

ミヤスリサ先生の幼馴染シリーズ。今回は修学旅行モノ。 ミヤスリサ先生は道民で、北海道の修学旅行は東京→京都というスタイルだそうな。 先生ご本人が仰っていますが東京→京都って物凄い行程で驚きです。 幼馴染シリーズのヒロインはおっとり系のんき少女で…

ミヤスリサ『それでもおにいちゃんの彼女になりたい』(D・N・A.Lab.、2017)の雑感

押せ押せJK妹によるリーマンお兄ちゃん攻略モノ。 年齢差があり幼少期から可愛がってきたイモウトとレッツ背徳します。 幼少期を振り返るページが1頁あるのですが、そこがもう破壊力抜群となっています。 あとデフォルメ絵がとても可愛い。そしてミヤスリサ…

『りゅうおうのおしごと!』関連の薄い本

買ったのリスト 溝口ケージ『りゅうおうのおすまい』(NtyPe、2017年8月12日) とら→http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/55/84/040030558452.html?rec=circle メロン→https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=270482 えか…

三上ミカ先生様の歪んだ兄妹関係モノ『As your mind.』兄の懊悩とイモウトの狡猾さがみどころ!!

歪んでる人間関係の煩悶のなかにこそある愛憎悲喜こもごも。 Let's 背徳 イモウトモノの物語の原動力の一つに「背徳感」というものがあります。周囲から受け入れられないことを前提にしたうえで、人間は社会的動物であるとしてその関係を断ち切るのか、それ…

『りゅうおうのおしごと!』関連の薄い本

溝口ケージ『りゅうおうのおすまい』(NtyPe、2017年8月12日) 銀子&供御飯さん本。前半4頁が姉弟子編、後半4頁が供御飯さん編となっています。 話の前フリと終局部分に一応あいも出てきます。 原作で主人公くんを攻略しようとする女性陣は多々あれど供御飯さ…

C93薄い本雑感その3

アイマス系 しおこんぶ『LET』(LAMINARIA) しおこんぶ先生の楓さん本。竿役プロデューサーが渋いクール系やもめジジイ。楓さんのデビュー日と亡妻の命日が一緒なため良い雰囲気が毎年台無しになってしまいます。そんな中で楓さんが取った方法とは!?酔った…

C93薄い本感想・レビュー「バーチャルYouTuber」について編

C93の注目点のひとつ。バーチャルユーチューバー C93では中国産スマホゲー『アズールレーン』の台頭が歴史的現象の一つでしたが、その他にも「バーチャルユーチューバー」も散見されるようになりました。この「バーチャルユーチューバー」もまた文化的発展・…

C93薄い本感想・レビューメモ(随時追加)

毎度おなじみの艦これ、アイマス、東方。それらから少し遅れて流行ったFGO。旬のものとしてはラノベ原作や時事系消費アニメ。ここら辺は例年と同様です。今回の注目点はアズレンとバーチャルYouTuberと言えるでしょう。 アズールレーン 今回から特に躍進した…

いちはや『300万円欲しい』を読んだ雑感。

いちはや先生が描く相変わらずの不幸系少女歪んでる慕情シリーズ。 不道徳的でありながら、救われているんだかいないんだか、味わい深い作風が醍醐味です。 今回の話は、祖母の入院費を稼ぐために私立に入りたいと嘘をつき唯一頼れる社会人に縋ります。 しか…

サービス産業なので、どうしても合う合わないはあるわけだが、わざと聞こえるように陰口を叩かれるのは辛い。というおはなし。

塾講はサービス産業である。講師は吐いて捨てるほど存在し、その中で生き残りをかけて日夜戦いが繰り広げられている。講義だけでOKの塾は結構よい方だと考えてよろしい。酷い所だと担当生徒とかクラス経営とかある塾もある。それはチューターがやってくださ…

薄い本(2017年8月)備忘録【1】(C92)

みちきんぐ『慰め上手のこいしちゃん』(あんみつよもぎ亭 ) みちきんぐ先生御家芸のおねショタ本。明るく意地悪系なお姉ちゃんが気弱系少年を性的にイジメます。お互いに性知識に乏しく、泣いているのを慰めるという形式で少年が攻められていくのですね。少…

なかじまゆか先生の制服楽園シリーズにおける店長本の面白さについて

数ある制服楽園シリーズの中でも屈指の名作と言えるのが店長本です。設定がきちんと練られていて素晴らしい。 ツンデレ男:店長とおっとりお嬢様:広野さんの絡みがコンセプトのファミリーレストラン「馬車道」本です。 本社でのゴタゴタの責任を擦り付けら…

なかじまゆか先生が5年ぶりに『制服楽園32』を出していたことに気づく。

私はもう完全にぬるい性分であり新作チェックなどもせずぷらぷらと同人ショップの店頭を覗いて棚を見たり同人ショップの通販サイトを気まぐれに眺めるばかり。コミケ92の新作も並んだだろうと近所の中古同人ショップに行ったら『制服楽園32』が!! 参考 制…

受験に失敗するということは人生において凄まじい劣等感を抱かせるものよ。

みなさん、こんにちは。こんな受験シーズン真っ只中だからこそかもしれませんが、受験失敗モノの薄い本ですよ!私は挫折モノが大好きです!! いちはや『妹は受験に落ちた』(2017/2/12) 資本主義社会は競争が原則なわけで、競争では誰しもが勝者となるわけで…