【感想】デパプリ34話「死んだおばあちゃんが残したおでんの味~後継者への期待と職業選択の自由~」(2022.10.30)

ゆいの祖母の料理人仲間が線香をあげに慰問に来てくれた話。
おばあちゃんっこだったゆいだが、既に祖母は亡く思い出を大いに引き摺っていた。
おでんもその一種であり祖母が得意としていた味噌おでんの味を再現できず苦悩する。
そんな時丁度、祖母の料理人仲間であった板前のジジイが遊びに来てくれたぞ!
そして祖母のおでんを再現してくれたのだが、そのレシピは自分で辿り着けという。
その一方で板前のジジイは孫との間に後継者と職業選択の自由という問題を抱えていた。
ジジイは孫を料理人の跡継ぎにしようと英才教育を施すが孫は野球したかったのだ。
そんな孫の気持ちをゆいは理解し皆で野球をしたため、ゆいにゾッコンラブとなる。
またこの孫はゆいを巡り拓海にライバル心を燃やすも拓海の実力に目を見張り仲良くなる。
板前のジジイは拓海に、孫はゆいにそれぞれ説諭を受け、和解することに成功。
ジジイはゆいを料理に誘い、秘伝の技を学ばせ、孫も一緒に参加し後継者第一歩となる。

願わくばこどもの主体的意志決定により家業を継ぎたいという気持ちを喚起させたいものであるが

ジジイに将来を強制され反抗する孫とそれをケアするゆい
  • ジジイは孫を料理人にしたいのだが、孫は野球をしたい
    • 今回の主役は和実ゆい。死んだ祖母の親友の板前のジジイが遊びに来てくれたぞ!だがこのジジイと孫の後継者問題に巻き込まれることになる。料理人として店を継がせたいジジイと反発して野球選手になりたいという孫。孫も強制されるのが嫌なだけで料理も決して嫌いではないのだろう。だがジジイの熱意が強ければ強いほど反発し上手くいかない。ジジイは料理人として切磋琢磨した和実家の祖母や、旧知の仲だったローズマリーの師匠ジンジャーが亡くなり孤独感を抱いており、何か自分が生きた証を後世に残したかったのである。それを孫に託そうとしたのだが、孫はそんなジジイの気持ちを全く知らず、やりたいこともできないので拒否したのだ。
    • またジジイはなかなかの頑固であり、ゆいは死んだ祖母の味噌おでんの味を再現できずに悩んでいたが、おいそれとレシピを教えることはしなかった。ゆいも自分で辿り着くと納得していたのだが、そんな頑固ジジイに愛想が尽きた孫は食事中に席を立ち逃走してしまう。ゆいはそれを追いかけて、孫の気持ちをケアし、彼の願望を叶えてあげる。それが野球大会だったというわけさ。孫はゆいが自分の気持ちに寄り添ってくれたのでゾッコンラブとなり淡い恋心を抱く。そのためゆいに野球で良い所を見せようとするのだが、ゆいは自分の方を見ておらず拓海と乳繰り合っていた。故に、孫は拓海にライバル心を抱くのだが、拓海が類稀なる運動能力を見せつけると目を見張り、ゆいちゃんラブ勢として二人は仲良しになるのであった。

 

ゆいとイチャラブする拓海にライバル心を剥き出しにする孫
  • 拓海の説諭・ゆいの説諭
    • 野球大会後、プリメンと孫はハンバーガーを食べに行くが、拓海は別れてジジイが滞在するゆいの店へと急ぐ。ジジイと拓海は仲良しだったのだという。ゆいの実家には遺影の前で寂しさに駆られるジジイがいた。拓海は優しく声をかけ、ジジイのおでんに舌鼓を打ちながら、ジジイに説諭する。ジジイの後継者を育てたいという考え方は大変素晴らしいものだとヨイショする一方で、強制するのではなく孫の気持ちも考えるべきだと丁寧に諭すのである。
    • 一方でハンバーガーを食べに行ったゆいたちも孫にカウンセリングを行う。普段和食ばかりでジャンクフードが食べられない孫の不満に共感を示しつつも、美味しいものを食べさせたいというジジイの気持ちを想像させるのだ。ゆいは祖母におでんを教わりたかったけれど、その前に死んでしまったことなどを話す。孫は本心からジジイを嫌っているのではなく、自分の気持ちを無視し、ジジイの想いが一方通行なのが嫌なだけなのだ。それ故、たくみ、ゆい双方が仲を取り持ったことで二人は和解に成功する。
    • 味噌煮込みおでんに関し、ジジイは当初レシピの伝授こそ拒否したが、一緒に作るのならばOKだった。ゆいはジジイの作る姿から技術を学ぶが、それを見ていた孫も一緒に参加。こうしてゆいの祖母の味噌煮込みおでんが料理人になることを嫌がっていた孫の第一歩となったのだ。
ジジイの気持ちを汲みながらも孫に配慮するよう説諭する拓海
これは怪力で拘束技を打ち破るゆいの姿
ジジイと孫の関係性を見て、死んだ祖母と自分のことを想うゆい
ホッコリゆいちゃんエンド

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