王子様という自分のコダワリに固執しレッスンを選り好みするが故に伸びない麻央の話。
ヴィジュアルレッスンで素晴らしい姿勢を披露する麻央。だがそれはカッコイイポーズ限定。
トレーナーからカワイイポーズを求められるも、それを頑なに拒否してしまう。
王子様という男役に対する執着は麻央の長所を殺し視野を狭めてしまっていた。
第二場面ではバイト帰りのことねが寮長である麻央の門限破りを目撃してしまう。
弱みを握るチャンスだとして後をつけるがソッコーでバレ、申請済みであると告げられる。
麻央は道場帰りとのことであり、逆にことねが門限破りをしていることが糾弾されてしまう。
プロデューサーに会う前はこんなにも視野狭窄でコダワリに固執していた麻央
有村麻央は男役に憧れて子役時代はバリバリ活躍したが、第二次性徴を迎えて女らしい身体つきになりカワイイが求められるようになってしまった。それを拒絶し王子様に執着した麻央は仕事を干されてアイドルデビューもままならずJK3になっても売れ残りとなってしまった。つまりは仕事を選り好みし過ぎたのである。そんな麻央に対し、Ｐは真にカッコイイとは何かを麻央に問い、カッコイイとは見かけでは無く心の在り方だと説く。すなわちカワイイが求められる仕事の中にもカッコイイが存在し、それを麻央に理解せるのだ。そんなワケでＰが着く以前にどんなにか麻央が選り好みしていたかを描くのがこのサポカのポイント。ヴィジュアルレッスンの際、麻央はトレーナーからポージングをするように指名される。麻央はそれに応じてカッコイイポーズを決めて高い評価を得る。だが続いてカワイイポーズを求められると、なんと麻央は何だかんだと拒否するのであった。トレーナーは至極ロジカルにカワイイポーズを取る必要性を述べるのだが、それでも結局麻央はやらず、アイドルとしての限界を示すこととなった。
第二場面はことねのバイト帰りから。時刻はもう門限に間に合わない時間だが、麻央が出歩いている所を目撃してしまう。ことねはチャンスとばかりに弱みを握り、イニシアチブを取れるぞとウッキウキになる。だが麻央の方が上手であり、あっさりとことねの目論見はバレてしまうのであった。麻央はお稽古事の道場の帰りであり、しかもきちんと門限申請を出していた。そして逆にことねは申請を出しているのかと糾弾されることになる。麻央は寮長なのでことねが申請してないってこははっきり分かんだね。ことねは咲季に言ったとかなんとかイイワケを始めるが、麻央の目は誤魔化せない。結局、麻央と共に寮に帰りお説教を受ける事となった。
