不調気味の莉波をリフレッシュさせるため水族館デートに行く話。
逢瀬中に生徒会長から書類仕事を急かされた莉波を手伝うプロデューサー。
莉波は作業中に突如、この世に二人きりになったらどうするとか言い出す。
これを見たPは莉波が疲れているんだと判断しリフレッシュのため水族館デートに誘う。
鍛錬を頑張るための羽伸ばしを提案された莉波は大層喜び、解放感に溢れる。
水族館では濡れた莉波に自分のジャケットを着せたり、莉波のしたことを全部叶えたりする紳士っぷり。
さらに夕方には浜辺を散策し、莉波のためにプレゼントまで用意しているという周到さを見せつけて来る。
こうして莉波はPとデートをすることにより英気を養うと共に惚れ直すのであった。
モチベーション管理のためには羽を伸ばすことも必要
人生は長いようで短いし、短いようで長い。短期決戦ならば鍛錬全振りで良いが、ペースが続くわけがないこともまた然り。だが高3の夏という最後の焦燥感もあるため休むことに対して罪悪感を感じてしまう。こうして休養できないまま集中力に欠如した状態で漫然とした時を過ごすことになってしまう。莉波もそのような状態にあり、Pとの逢瀬中に急ぎの書類仕事を振られた際、ふと妄言を口走ってしまう程であった。莉波は突如この世に二人きりになったらどうするとか言い出し、Pが現実的なマジレスをすると、莉波はPだけがいればそれで良い的なそぶりを見せるのである。莉波の異常さを感じ取ったPは、彼女が疲れていると判断し、リフレッシュさせようと試みる。そのために取った手段が水族館デートであった。
水族館デートで莉波はキャッキャとはしゃぐも小さなキッズに服を濡らされてしまう。ここで莉波はお姉さん属性を発揮、穏便に対処し無事にキッズの脳を焼いた。だが莉波自身は自分の不注意であったことを責め落ち込んでしまう。そんな莉波にPは自分のジャケットをかけてあげ優しい言葉をかけるのだ。アイドル業には日々の鍛錬が必要。だが鍛錬を頑張るために羽を伸ばすことも大事だと説く。さらにそのためには莉波がしたいことを何でもしようと提案するのだ。莉波はPの配慮にきゅんきゅんし自縄自縛となっていた状態から解放され、水族館デートを大いに楽しむ。
ラストは夕焼けの海岸デート。莉波は最近調子が出なかったことや、高3最後の夏だから無意識に焦っていたのかもしれなかったと吐露する。そしてそんな無自覚な不調をあらかじめ見抜き、息抜きにリフレッシュに連れ出してくれたことを感謝するのだ。だがまだまだPの攻勢は止まらない。なんと莉波に気付かれないように水族館でプレゼントを購入しており、それをさり気なく渡すのである。Pの粋な計らいに莉波はトゥンクが止まらない。幼馴染の弟くんであったPがカッコ良く紳士に成長していることを改めて思い知らされ惚れ直すのであった。