ダンジョン飯12話感想「マルシルの禁忌的黒魔術により白骨化したファリンが見事に復活!」

ついに竜に食われた妹を助けるという目的を達成し、第一部(完)って感じ!
前回レッドドラゴンを倒したのだがファリンは白骨化しており蘇生できんの?と心配された。
作中でも蘇生は困難であったが、ここでマルシルのとっておきが発動することになる。
なんとマルシルの専門は禁忌とされる古代魔術の研究であり、この蘇生にも使用するというのだ。
だが無条件に何でも蘇生できるわけではなく霊魂・肉体・媒介(新鮮な血肉)が必要なのだという。
そんなわけでバラバラとなった白骨を組み合わせてファリンの骨格標本を作るぞタイム!
ライオスはファリンの骨と混ざったワーグの骨格を組み立てておりナチュラルにシュールだった。
こうしてマルシルの黒魔術によりファリンの蘇生は成功。パーティーは束の間の幸せに浸る。

ファリンの復活までをテンポよく綺麗に1クールでまとめた良作であった!

ファリンの骨格作成タイム

ダンジョン飯の第一部はレッドドラゴンに食われた妹を助けるという明確な目的が設定され、消化される前にドラゴンを倒さねばならぬので道中の魔物を食べながら自給自足してRTAするという所に面白味があった。1クール目のラストでは見事にその目的を達成しカタルシスを迎えることになる。前回の引きでファリンを救出したものの白骨化しており、ここから蘇生できるのか否かが焦点となっていた。この問題に解決をもたらすのが、なんとマルシルの黒魔術であった。マルシルは禁忌とされる古代魔術を研究しており、それを使ってファリンを蘇生させるという。死者の蘇生には霊魂・肉体・媒介が必要。霊魂は竜の胎内にいたからOK?媒介は新鮮な竜の血肉がある。では肉体は?白骨はバラバラであり、しかもワーグの骨も混ざっていた。と、いうわけで今回のハイライト「ファリンの骨格標本」のお時間がやってまいりました。バラバラの白骨からファリンの骨格を組み立てていくところが一番のオモシロポイント。ここでもライオスの異常さがナチュラルに演出されており、混ざらないように見落としを防ぐと称してファリンの骨格だけでなく、ワーグの骨格まで組み立てていく。と、いうかライオス先生ワーグの骨の数を覚えていてスラスラ出て来るとかヤヴェっすわ。
 

マルシルの黒魔術発動!

ファリンの骨格を再現するとマルシルの黒魔術を発動させ、みごと蘇生に成功!ここからはファリン復活を祝して、しばし和やかな安寧のシーンが描かれる。マルシルと一緒にお風呂に入ったり、ファリンを食べたレッドドラゴンを食べ返したり、トーデン兄妹の絆が描かれたりする。ファリン復活で何よりも注目されたのが、ライオスの魔物話にノリノリで食いつくこと。ファリンを助けるために道中魔物を食べながらダンジョン攻略してきたとライオスが語ると、興味津々になる。そして得意気にこれまで食べて来た魔物を語り、それに対してファリンは目を輝かせる。嗚呼、トーデン兄妹よ永遠に!仲良し兄妹っぷりが感じられてとても素晴らしいね。最後はギャグだけでなく、イイハナシダナーと泣かせに来る。就寝前の挨拶をすると言ってライオスの下へ訪れたファリンが兄との絆を交わす場面はホッコリしますね。こうしてとても綺麗な形でダンジョン飯は締め括られることになった。第二部は迷宮の謎・セカイの仕組みがテーマとなり、設定考察系に移っていくのだけど、ダンジョン飯はここからテーマ性はガラッと変わるがさらに面白くなるのがスゴイよね。設定考察系になるとポシャる作品も多い中、良く描ききったものよ。

今回の見所

マルファリ①
マルファリ②
マルファリ③
ライオスの魔物食に関する自慢話に目を輝かせるファリン
トーデン兄妹の絆

今回の料理

ファリンを食べたレッドドラゴンを食べる

ダンジョン飯感想まとめ