寮に引っ越してきて間もない頃、清夏がまだ闇落ちしてない時期のお話。
清夏はアイドル養成系の高校に夢と希望を持って入学した。
だがダンスレッスンの際、バレエのイップスを抱えていることが判明する。
またイップスだけでなく親友リーリヤからの期待を苦しく感じるようになってしまう。
しかしこのサポカは入寮間もない頃を描いており自信に溢れる清夏が描かれている。
ここからあんなにも曇ってしまう事を考えると時系列的には貴重な描写かもしれない。
夢と希望を持ち、自信を漲らせる清夏の貴重な時代である
学マスの清夏といえばリーリヤに拗らせた感情を寄せるキャラとして有名になった。だがそれには紆余曲折あり、入寮当初は光の戦士だったのである。清夏はバレエにおいて名を馳せていたがイップスを抱えており、それがダンスレッスンの授業で露呈してしまう。以後、まともに踊れなくなった清夏はサボっているフリをしてダンスレッスンだけでなくなるのだ。またイップスを乗り越えても、清夏が抱える心の闇はそれだけでは無かった。清夏は親友リーリヤと一緒にアイドルになろうねと約束したのだが、覚悟ガンギマリのリーリヤは人生を賭してアイドルを目指しており努力に励んでいた。そんなリーリヤから清夏は多大なる信頼を寄せられており、次第にそれが重荷となって耐え切れなくなってしまうのである。親愛度コミュではＰが清夏の受け皿になることで(ヤンデレ清夏の新たな依存先となり)、バレエのイップスとリーリヤに対する複雑な感情を乗り越えていく。これが清夏√の大まかな流れなのだが、入寮当時は寧ろキラキラしており夢と希望に溢れ自信が漲っていたことが描かれた。
入寮時、まだ自信に溢れていた頃の清夏は、初めての日本でどこかおっかなびっくりのリーリヤに対して姉御肌を発揮する。リーリヤが重い荷物を一人で運べばそれを助け、二人でならば何でもできると豪語する。また一方的にマシンガントークしがちだがリーリヤの表情をきちんと見ており、つまらなそうにしていれば、事情を聞くだけの積極性もある。ヲタクであるリーリヤは清夏のギャル的な話題になど1ミリも興味が無く、アニメグッズ購入のことばかり考えていたのだ。それでも清夏はリーリヤの意思を尊重し、ヲタクでもないのにアニメショップに付き合ってくれるというのだ。そんな清夏に対してリーリヤは遠慮していたものの、いざついて来てくれるとなると店をハシゴする気マンマンであり効率の良いルート構築を始めるなどヲタクの片鱗っぷりを垣間見せた。ラストはリーリヤが朝食係の時の失敗談。寝坊助な清夏を起こすためにフレンチトーストで釣るも作りすぎてしまうというオチ。それでも清夏は朝からパーティーじゃんと喜んで食べてくれるのであった。以上により、こんなにもキラキラしている清夏が後には闇落ちしていくのである。Ｐと出会わなかったら、ダンスレッスンを履修できず、途中でドロップアウトしそう。清夏に明日はあるのか！？
