【感想】ふつうの軽音部第40話「見下していた喪女が自分の元カレに仲良しと評されたハイカーストギャル、小馬鹿にして煽るも返り討ちに遭う」

弾き語り修行を経てロックになり一般常識に囚われなくなった鳩野に神が顕現する話。
他者を小馬鹿にすることでマウントを取り優越感を得る女であるレイハは鳩野を見下す。
だがここで水尾の介入が入り、鳩野と「割と仲が良い」宣言がなされるのである。
これを聞いたレイハは密かにブチギレ、鳩野を煽って貶めようとしたのである。
だが悔しさをバネに成長してきた鳩野にとって、それは火に油であったのだ!
鳩野はレイハの今ここで歌ってという嘲笑を承諾し、ギターすら使わず歌い始める。
その歌には神が顕現し聞いていた鷹見や厘ちゃんの脳まで焼き尽くしていく。

今も好きな元カレ水尾の前で鳩野にマウンティングしようとした結果

鳩野を嘲笑し煽るレイハ

鳩野や水尾とオナ中だったというレイハ。彼女は水尾の元カノであり現在も好意を抱いていたが相手にされずストレスが溜まっていた。そのため都合よくやってきた鳩野を小馬鹿にすることで優越感を得ようとする。だがここで元カレ水尾は鳩野が「割と仲良い」存在だと述べてしまうのだ。軽くマウントするつもりだったのにしっぺ返しを食らったレイハはプライドが傷つき、本格的に鳩野を扱き下ろそうとする。そのため今ここで歌ってと煽ってくるのである。当然レイハは鳩野が歌えないだろうという前提でウザ絡みして嘲笑しているのであるが……。鳩野はもう既に覚醒済みであった。前回遭遇した時にレイハに舐められていると感じていた鳩野は目にもの見せてやるの精神でロックになっていたのだ。レイハの煽りも嘲笑も全て受け入れ、今この場で歌うことを承諾するのだ。鷹見からはギターを貸そうかと提案されるのだが、なんと鳩野はアカペラで歌い出すのである。
 

レイハの煽りを返り討ちにする鳩野

文化祭でテンションが上がり発熱までしていた鳩野にとって、ロックに「狂う」ことは容易であった。鳩野が歌い出すところを見ていた厘ちゃんは神が顕現していると評した。鳩野の歌は聴衆に郷愁を想起させる効果があるが、今回その対象となったのは鷹見。彼はドロップアウトしたとおぼしき身内を持つが故に厳しい親によりレールを敷かれ日常を息苦しく生きていたような描写がこれまでされてきた。そんな鷹見はヒャッハーしている姿を脳裏によぎらせるのである!鳩野がチョイスしたのはリンダリンダであり、歌い出しの部分までその声を響かせるのだが、肝心のリンダリンダ~に入る前に我に返ってしまう。それでもすっかり鳩野を小馬鹿にするつもりだったレイハの意図は打ち砕かれることになった。鳩野はそのままトイレへと逃走して激しく悔恨。レイハには会わずそのままグロッキー状態で教室に行ったようであった。厘ちゃんは舞い降りた神の姿を垣間見、一人腰を抜かしていた。
 

脳を焼かれた鷹見

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