いろはを第三者に取られるかもしれない危機感に煽られ周囲に想いを伝えるよう促される話。
悟くんは度々女子に告白されていたが犬飼いろはに好意を抱いていたため断っていた。
本作は猫屋敷まゆが色恋沙汰大好きという設定であり、事ある毎に悟くんを弄ってきたが……
奥手な悟くんはいろはに迷惑をかけたくないと称し今の関係が崩れるのを怖れていた。
だがここへきていろはが第三者と結ばれてしまうかもしれないという危機感を煽られるに至る。
周囲は悟くんに告白を促し、何故いろはを好きになったのか、その出会いや馴れ初めを聞く。
悟くんは怪我をした野良ウサギ(後の大福)を保護した際、いろはの動物病院で治療を受けた。
その際、いろはの優しさが不安を吹き飛ばし、笑顔が幼い恋心にときめきを与えたのであった。
結局、悟くんは日和って告白できずに終わりいつものパターンになるかと思われたのだが……
いろは(及び全員)の前で羊によりその好意が全て暴露されてしまうのであった！
いつまでも想いを秘めてばかりで煮え切れない男に告白させるためには
犬飼いろは動物の飼育及び医療に携わる家業の娘。動物に対する優しさは天性の魅力であり、兎山悟は淡い好意を抱いていた。いろはは恋愛について全く興味を示す様子が無かったし、悟も奥手であったので、さといろの関係性はこのまま何事も無く終わる可能性もあった。だがプリキュアメンバーの中で異常に恋愛沙汰に興味を抱く猫屋敷まゆがおり、度々悟くんを弄ってきたのであった。それらはほぼギャグで処理されていたが、今回とうとうついになし崩し的にとは言え告白するに至る。
序盤は女にモテる悟くんが女子生徒に告白されるシーン。中学生で馬鹿な男子が多い中、落ち着いていて聡明で頼りがいがあれば惚れてしまうってもんやろ。だが悟くんはいろはが好きだったので全て断っていた。その場面を猫屋敷まゆおよびユキに目撃されてしまうのである。さらにそれだけではなくいろはに対する恋敵の存在が匂わされる。結局、いろはが好きと言っていたのは嘱託警察犬のワンちゃんだったのだが、その飼い主はカッコ良い青年でありイイ感じな雰囲気が漂ったため、悟くんはいてもたってもいられず立ち去ってしまった。慌てて追いかけた猫屋敷まゆとユキは、悟くんの嫉妬心やジェラシーを指摘する。
こうして悟くんの恋を成就させるために、様々な動物の求愛行動を学ぶことになる。だがそれらは人類には参考になるものではなかった。そんな中、猫屋敷まゆは何故いろはが好きなのか。いろはとの馴れ初めはどのようなものであったのかを聞く。ここから語られる悟くんといろはの出会い。二人が出会ったのは3年前という結構最近の出来事。悟くんが怪我をしている野良ウサギ(後の大福)を保護し、いろはの動物病院に連れて行ったことから全てが始まった。不安を抱く悟くんに天使の優しさで接し、治療後の微笑みは彼に淡い恋心を抱かせたのであった。それ以来、しばしば大福を連れて交流するようになり、いろはに惚れ込んでいったのであった。
そして戦闘シーン。今回はカンガルーが魔獣化して襲い掛かってくる。悟くんはいつも豊富な知識で対応策を検討する役割を担うが、カンガルーは前にしか進めないことを利用する作戦を取る。作戦を実行するのはいろはであるため、自分では何もできないことを歯がゆく思う。好いた女を戦わせて自分は見ていることしかできない無力感。それでも、足手まといでも、いろはから求められた時にはすぐに対応したいという思いから必死で食らいついていく。悟くんの作戦は功を奏しいろはに誘導され一本橋で待ち構えていた捕獲班により保護された。そして戦闘後、ついに悟くんが告白するかと思われた。だが悟くんは日和ってしまい、いつもの如く何事も無かったかのように終わるかと思われた。しかしシナリオライターは無情にも強制的に物事を進めてしまう。それに使われたのが羊であり、皆のいる前でいろはへの悟くんの好意を暴露してしまうのだ。流石のいろはも悟くんの想いに直面することになり、次回へ続くとなった。
