【感想】ふつうの軽音部 番外編2「内田桃の文化祭」を読んだ。

内田桃物語!桃に好意を寄せる遠野元との絡みと動物王国に惚れた二楷堂まわりとの絡みが描かれる話。
遠野元はイカツイメガネツンデレであり内田桃に惚れているが厳しく接してしまう。
遠野自身はドラムが熟達しているので桃にドラムを教える仲なのだが技量の低さを指摘してしまう。
後夜祭の後は恋愛感情が分からず関係性が崩壊した友人と仲直りを目指す目指す話なのでフラグか!?
続いて、桃が作成したクラスの出し物・動物キングダムにレイハの取り巻き・二楷堂まわりが惚れる。
二楷堂まわりは熱心に写真を撮り、終了時刻になっても桃のクラスから出ようとしない程。
さらには企画代表者を訊ね、それが桃だと知るとお気に入りのTシャツにサインを貰う程であった!

内田桃物語~遠野元のツンデレ恋愛劇と動物キングダムファンの二楷堂まわり~

見よ!これだ令和ツンデレ男子・遠野元だ!

今回はふつうの軽音部の番外編!内田桃を軸に2編の漫画を見ることが出来る。第1編は遠野元との恋愛物語。遠野元は今時珍しいツンデレキャラであり、イカツイメガネ男子として設定されている。内田桃に好意を持っているのだがそれを言い出すことが出来ず厳しく当たってしまうのだ。顕著となるのが二人を繋ぐドラムにおいて。遠野はドラムに熟達しており、その腕前に惹かれる内田桃は助言を求めるなど、ドラムを通した関係性が形成されている。だがここで遠野は内田桃の欠点・弱点・改善点をオブラートに包まずビシビシ指摘してしまうのである。勿論、そんな言い方ではフラグなんて立たず好感度上昇など望めない。だが相手は恋愛忌避者の内田桃である!厳しいけれども遠野の指摘は至極モットモであるため桃は自分のやることが明確になっていく。文化祭の後も、遠野は内田桃から見に来てくれたことを感謝されるのだが、突っ張ってしまう。「(内田さんのドラム、良くなってた…そして一生懸命に楽しそうにドラムをたたく姿は最高にかわいかった…だが!!ここで褒めては下心丸出しのキモい男になってしまう…自重しろ!!ここはあくまで素っ気なく…)」と心の中で激しい心象風景を描き出し、眉間に皺を寄せながら「今後の課題が明確になったライブやったな」と断罪してしまうのであった。内田桃はそれを聞きこのヤロウと激しく闘志を燃やす。これはある意味フラグが立っているのかもしれない。
 

内田桃が企画した動物キングダムに惚れる二楷堂まわり

第2編はレイハの取り巻きとして文化祭に付き合わされた二楷堂まわり。無理やり付き合わされた感マンマンの二楷堂まわりは早々にレイハと別行動を取り、自分の興味のある動物キングダムへと赴く。そこは文化祭やる気マンマンだったのにクラスの支持が得られず展示をすることになってしまった内田桃が趣味全開で作り出した動物ワールドであった。この展示は内田桃に好意を寄せる下心満載の男子メンバーズの手伝いで作られており、ちゃっかり遠野も参加しているぞ!閑話休題。二楷堂まわりは終了時間になっても写真を撮り続ける程の熱の入れようであり、しまいには企画者・代表責任者まで聞いて来る始末。それに対して内田桃が一応自分であると答えると、ダウナー系である二楷堂まわりが目を輝かせながらお気に入りのTシャツにサインをねだるのである!!内田桃は文化祭のクラス出し物に不満を抱いていたが、ここまで熱烈なファンができたので、報われたのかもしれない。後夜祭編以降では、内田桃が恋愛感情を理解できず崩壊させてしまった友人との関係性を修復することが伏線として張られているので、番外編で改めて内田桃がクローズアップされたのかもしれない。

ふつうの軽音部感想まとめ