【感想】リコポケ26話「2匹目のネコを貰ってきた時、先住のネコに配慮しないと大変なことになるという。『動物のお医者さん』で見た」

今回のリコポケはこれまでの振り返りと新しい目的の提示。六英雄をゲットし聖地に行って伝説トレーナーに会え!
リコのペンダントがカメのポケモンに変化したことで、ペンダントを巡る冒険に一区切りがついて飛空艇一行。
リコの祖母も仲間に加わり、リコは祖母がかつて冒険で探していた伝説のトレーナーの話を聞くことになる。
祖母はポケモンの心に寄り添えるリコだからこそ、ペンダントはカメになり六英雄のうち2体をゲットできたという。
そして祖母から六英雄のモンスターボールを入れられるベルトセットを託され、祖母の想いが継承された。
一方で面白くないのはニャオハであり、リコがカメばかりかまうので、嫉妬に駆られてしまう。
ニャオハとカメが和解することになるのが次回のカレーパーティーになるのだろうか。

新ポケのカメばかりリコが構うので、これまでリコの愛情を一身に受けてきたニャオハは面白くない

祖母から伝説トレーナーの遺品を受け継ぐリコ

今回のお話はニャオハの嫉妬が見どころ。いや本筋としてはリコが祖母から想いを継承することがメインとなっていた。祖母は伝説のトレーナーの手記を読み、彼を追って冒険者となったが夢破れて山河あり。ところが孫のリコは成長してポケモンの気持ちに寄り添える人物となったので、祖母では無反応であったペンダントがカメになったのだという。今回から新OPになったけど、リコが両親に自分の気持ちを伝えられずもどかしい思いをしていたシーンが用意されていて泣いた。愛情はあったかもしれないがネグられ気味。そんなわけで暗い過去があったからこそ、花開いたリコに、祖母は自分の冒険者としてのルーツを託すことになる。それが六英雄のモンスターボールが収まるベルトであり、祖母の想いが継承されたのであった。そしてカメのために六英雄を全部捕獲し、聖地に行って伝説のトレーナーに会う(死んでるので痕跡を探す)ことを決意する。これまで引っ込み思案で自分の考えを他者に伝えられないリコであったが、飛空艇の仲間達と信頼の絆を結んでいたため、彼らに対して協力を求めることができ、彼らもまたリコの目的を叶えることになる。
 

リコの愛を一身に受けるカメに対して面白くないニャオハ

以上が今回の大きな流れであるが、それと並行して描かれたのがニャオハの嫉妬である。これまでニャオハはリコのパートナーとして一身に愛情を受けてきた。ミブリムをゲットした時も、大きな支障は無かった。だがカメは別だ。リコは持ち前の優しさにより長い年月を経て目覚めたカメを不憫に思い、彼を理解するために、熱心に観察する。だが足元がお留守になっており、ニャオハは分かってくれると思い込んでいたのだ。リコはニャオハそっちのけでカメに多くの時間を使うようになる。この話し合いもせずに、一方的に分かってくれると思い込んでしまうのは、親の良くないところ。すなわちリコは両親からやられていたネグレクトを無意識とはいえニャオハにやってしまっていたのである。嗚呼、不幸な子どもの再生産よ。しかしリコは自分に寄り添ってくれたのがニャオハだと途中で気付く場面があり、すっかり拗ねて臍を曲げていたニャオハを迎えに行く。ニャオハ自分も見て貰えて少し機嫌を直すが、やはりカメと和解する所まではいかず、しかめっ面を浮かべていた。ニャオハとカメが和解することはできるのか!?おそらく次のカレーパーティーがそのイベントになりそう?それはそれとして、リコも豪快になってきたな。

炉利リコ、ネグられ気味であった幼少期は深い傷になっていた

リコポケ感想まとめ