【感想】ウマ娘3期4話「2016年天皇賞(春)~キタサン猛特訓により春天制覇!ネイチャに助言されブルボンライスにコーチされサトイモに刺激を受けて、みんなの愛馬となる~」

レース描写ではなく猛特訓を主眼に置くことで、キタサンが皆から愛されて勝利を掴んだことを描く話。
2015有馬(3位)、2016大阪杯(2位)と勝ちきれずにいたキタサンはネイチャのメンタルケアで活路を見い出す。
それは頑丈な身体を活かしてレベリングしまくり圧倒的高ステータスでぶん殴るという猛特訓戦法であった。
トレーナーは無茶な特訓に反対するがその熱意に折れ、専門家としてブルボンライスをコーチ役に招聘する。
持ち前の根性で頑張るキタサンは順調に能力を伸ばしていくが、プラトー期に入りモチベが低下してしまう。
特訓を抜け出したキタサンはサトイモ皐月賞を見に行くが彼女は3位に終わりサトノ家の悲願は断たれた。
それでも砕けることなく次の東京優駿を目指すサトイモを見たキタサンは彼女に刺激を受け、モチベを上げる。
そしてついにプラトー期を脱したキタサンは皆の応援を受けながら、天皇賞(春)で勝利を収めたのである!

ネイチャ、ブルボンライス、サトイモがキタサンを強くする!

今回のキタネイ

今回のお話は特訓回。レース描写ではなく、特訓を通してキタサンが如何に皆から好かれているかが表現される。まずはキタネイ。キタサンにとって頼れる姉貴分となったネイチャは、キタサンが落ち込むと優しく包み込みいつもメンタルケアをしてくれる。ここぞという時に勝ちきれないキタサンは2015有馬で3着、2016大阪杯で2着だったため、あと一歩のところで勝利を逃していたのだ。キタサンは袋小路に陥ってしまうが、ネイチャの気づきによりキタサンの長所は頑丈さにあることが示唆される。それ故、徹底的にレベリングし、圧倒的なステータスで臨めばいいとの結論を得る。過酷なトレーニングをしたいという請願に対し、当初トレーナーは反対するが、彼女の情熱を買うスズカさんの後押しもあり最終的に承認されることになる。
 

ブルボンライスとキタサン

だが、ただ無茶苦茶な訓練をするのではなく、専門家の知恵を借りることに。ここで出て来るのがブルボンライスのコンビである。ブルボンはコーチ役、ライスは炊飯役となり、キタサンの訓練を指導してくれることになった。(ライスが本当にただの炭水化物係でオカズは缶詰であった場面で吹いた。トレーニング中はタンパク質とかビタミンを摂取させた方がいいのではないか?とボブは訝しんだ)。閑話休題。この特訓でブルボンが課題としていたのが、プラトー期の克服。すなわち練習の初めは良く伸びるが、一定の段階に達すると成長は緩やかになって成長は実感しにくくなっていく。次のステージに上がるためには、革新を得なければならないのだ。キタサンの場合も最初はただこなすのに精一杯であったトレーニングを、徐々に短時間で出来るようになっていったのだが……やはりプラトー期に入ってしまった。
 

サトイモのダイヤモンドのような強い意志

集中力を欠き、注意力散漫になったキタサンはサトノダイヤモンドが恋しくなり、彼女の皐月賞を応援する名目で特訓を抜け出してしまう。だがそこでキタサンが見たものは進路妨害により3位に終わったサトイモの姿であった。彼女のメンタルを心配するキタサンであったが、サトイモの意志は強く、レース後インタビューでマスゴミにサトノの悲願wwwと揶揄われるも揺るがない。サトイモは自身のダイヤモンドの輝きを例に出し、折れない心を示すのだ。彼女の勇姿にキタサンは触発され、急いで特訓場へと舞い戻る。意志を充足したキタサンは、みごとプラトー期を脱し、ブルボンの要求する地点へと到達した。こうして、キタサンはネイチャ、ブルボンライス、サトイモの存在もあってグングンと力を伸ばし、天皇賞(春)では見事優勝を果たす。アニメではレースの描写は詳述されないのだが、だからこそ特訓の場面が光ったと言えよう。キタサンは、ミンナノアイバとなったのである。

春天勝利!

ウマ娘関連集