とらドラ! 第3話「君の歌」の感想・レビュー

今回のおはなしは、パワフル少女みのりん
ソフト部部長、バイト掛け持ち、いつでも明るく輝く少女は何を秘めているのか!?
竜児が惚れるヒロインとしての登場人物の掘り下げが行われる。



朝っぱらから洗濯の事で和気藹々と登校するふたりはどう見ても新婚夫婦な竜児と大河。帰宅部二人は今日も元気です。そんな二人とは対照的に描き出されるは、パワフル少女みのりん。炊飯器が壊れファミレスに導かれるとそこにはアンミラの制服に包まれたみのりんが。曰く、ウェイトレスの他にもコンビニ、カラオケボックス、しゃぶしゃぶ屋でもバイトをしているのだとか。それでもまだソフト部のためにセーブしていてホントはもっとやりたいのだとか。そこで浮かぶのはどうしてそんなに労働に勤しむのか。彼女は勤労怪奇ファイルといってごまかすが、竜児は家庭環境の貧困を連想してしまう。そんな竜児に対して、大河は偏見を持つのをやめろと忠告する。その一方で、みのりんのことばかり口にしてちっとも自分を見てくれなくて不機嫌になっちゃうの。もっとかまって私を見てと言わんばかりに肉体言語でコミュニケーションをはかる。


みのりんの本質とは一体何なのか?そのことを知るためにはこまめにあってイベントを発生させるしかない。意外と行動的な竜児はみのりん接触するために、大河と共にみのりんの酒屋バイトを手伝うことに。風俗嬢の息子ということで優遇される竜児の一方で、扱き使われる大河はチャリに乗れないのに哀れ配達のバイトへ。実際、ご近所に風俗嬢の息子として認知されている竜児の心情は推して知るべし。で、バイトイベントっていったら、倉庫に閉じ込められるでしょ?二人っきりで過ごす時間は、人間関係を深くする。倉庫においてもみのりんはずっとパワフル全開であったが、実は常に恐怖と戦い震えを抑えるために、から元気を装っていたのだ。みのりんがいつも明るく元気で輝いて見えるのは、彼女がそうしなければならない理由があるから。そのことに気づき始めた竜児だったが、大河に踏まれて今回は終了。