とらドラ! 第20話「ずっと、このまま」の感想・レビュー

今回のとらドラ!は、大河が竜児のために自立するおはなし。
竜児に本気で惚れてしまった大河は、好きな男が女に振られるわけがないと思い込む。
竜児が振られたのは大河がチョロチョロ付きまとっていたから、と自立する方向へ。
そんな様子を見たばかちーは「大怪我したのがあんただけだったらよかったのにね」と忠告する。


早く!!みのりんの心情描写やってくれ!!前回、竜児に惚れていることに気づいた大河は闇夜に向かって彼の名を咆哮。それを垣間見たみのりんは竜児に告白すらさせずに終わらせる。振られた竜児はインフルエンザにかかり即死。病気が治り冬休みが明けてみれば、今まで手のかかる可愛い娘のような存在であった大河は自立してしまっていた。単に竜児のところへ来ないだけでなく、周囲ともきちんとコミュニケーションを取れるようになり、自活していた。その背景には、竜児に惚れていることに大河自身が気づいたことにあった。竜児は自分が惚れるのだから人間的には魅力のある人物。自分の好きな人物だからこそ、振られたのは竜児のせいじゃないと思い込みたい年頃。じゃあ、大河は竜児が振られた原因を何だとおもったのさ?それは大河が竜児の廻りをチョロチョロとしていたから。竜児にべったり依存症な大河がいたからみのりんは竜児と大河のことを慮って振り向いてくれなかったの。だから大河は竜児から自立しなければならない。大河エンドになるにしても、竜児の保護欲の対象から恋愛対象へと昇華しなけりゃならんので、どっちみちこの自立は必要なわけ。



そんでみのりんサイド。今まで竜児を避けたり告白拒絶したりしたのが嘘のよう。竜児が全部燃えてなかったことにしたいと言ったから関係性の元に戻ったの?みのりんときちんと向き合うことを大河に励まされた竜児は逃げずに戦おうとする。そんな二人を大河はあの手この手で応援。竜児を捕まえることを要請されたみのりんが竜児の手を握っちゃって赤くなりながら思わず離しちゃったり、そのことに自分は異性として意識しちゃってると恥ずかしくなりながらリトライするものの結局服のソデを掴むだけだったりとか恋する乙女ですなぁ。大河の鞄を持ってくことになった二人が、鞄を挟んで持ちっことかね。みのりんの微妙な髪の変化を竜児に褒めさせることによってみのりんの好感度アップを図らせる。やっぱり話題は家族関係ですか?「弟が嫉妬の対象」ってやけにこだわるね。そんなこんなで鞄持ちっこの様子をしっかりばかちーに見られてるし。しかし、そんな微笑ましい関係も、大河のマンションでのやり取りで、一歩進んだ関係ではなくこのままの関係を固定化するように釘を刺されてしまう。竜児に惚れていることに気づいた大河は自立し、ようやく対等な関係に立てたので、今度はみのりん事変を通して竜児が大河への気持ちに気づいて大河エンドだろうよ。