あかね色に染まる坂 第3話「怪奇色のスクリーム」の感想・レビュー

密室に閉じ込められた二人の好感度をあげようと画策するおはなし。
なごみの当番回かと思いきや、ツンデレお嬢の目付け役の様子。
準一と優姫に強制的なイベントを発生させて、くっつけようという意図なのか。
兄である準一に対して異常なまでの愛情を注ぐ湊とその行為に違和感を感じ始める優姫にも注目だ。



話の流れとしては、生徒会長の命に従い旧校舎に迷い込み密室に閉じ込められるという展開。密室に二人きりになって、脱出のための共同作業に興じれば、そりゃー好感度も上がるってもんよ。馬になって踏まれてハァハァしたり、肩車でそのデルタ痴態に頭を突っこんでモフモフしたり、寒いわ⇒これを着ろよというお約束イベントも発動。少し素直になれた準一は、優姫に嫌われてしまった一件についてソクラテスよろしく弁明しようとするが、急に照れくさくなっちゃって言えないの。ホントは優姫も憎からず思っているのに話の腰を折ってしまう準一にヤキモキしちゃってついつい厳しい口調になってしまう。それでも二人は心の底では通じ合ってるのよオーラの絆を暖めていく。



兄がオンナとともに行方不明になってしまったことを心配する湊。その兄への感情は一般の妹からの想いをかなり逸脱したものといわざるを得ない。奇妙に曲がりくねった兄妹の絆は如何せん。兄さんが無事に帰ってきたら、その懐に飛び込んで頭をスリスリしちゃうの。そんな湊を安心させようと頭を撫で撫でしながら慈しむ準一。優姫は自分にはツッケンドンな準一が湊に対して愛情を注ぐシーンを見せ付けられて面白くない。さらにその兄妹の行動はちょっと尋常なものではない感じをひしひしと感じ取る。そこに存在するのは、兄妹では不適切な間柄的存在。次第に高まる許嫁の好感度とそれを阻むかのように存在する脅威の妹。ここから物語の展開が変化していくそうなので割かし期待。