とらドラ! 第9話「海にいこうと君は」の感想・レビュー

今回のおはなしは別荘編。
惚れてた異性と終日ともにすればその実態が見えてくる。
何故その人物に惹かれるのか、本当に惹かれるのかが明らかになる。それと陰毛ネタ。


のっけから竜児と大河の妊娠フラグ。股間を抑えながら洗濯機を回す描写はどう見ても夢精の暗喩!!しかも二人でおんなじ夢を見てるし、泰子も孫に囲まれて安泰だな。と、いうわけで海回ですが、このたびは大河が竜児を全面サポートするということで、みのりんへのフラグを立てようと頑張るの。何気に竜児も大河と北村がくっつくようにさり気なくアピール。ところがどっこい陰毛ネタ炸裂。ばかちーは前回で気にしていたようにほんとに濃かったらしいし、北村はバスタオル一丁で乙女三人組の前に仁王立ち。狙ってやってるとするなら北村は策士。自らの巨根を見せつけるが、純情大河ちんはあんなのが膣に入るのかしら?とフリーズし、みのりんはノリノリで写メを取り捲る。腰布がはだけるシーンは男でやっちゃいけないと思うよ?男性器ショックでカレーの味はみのりんの意向になるが、大河のだけきちんと甘口で作ってあるよ!!の描写が細かいね。流石は竜児だ。



ギャグ話だけでなく、複雑な人間関係もきちんと進展させますよ。ばかちー空気だけど。みのりんと良い雰囲気になった竜児は交際している異性についての話題を振るが、暗喩タイム発動。意訳すると、みのりんは恋愛に対して憧れを持っていないわけではないが実感が湧かないし諦念の方が強いと。そんなみのりんに対して竜児は諦念を持って欲しくないし自分は好意を抱いているとアピール。みのりんはかまととぶってほんとは竜児の好意を全部気づいているんだろ?「普通」の女子高生とは違うみのりん→恋愛に対して諦念→複雑な背景が!?という流れで伏線。一方大河は憧れの北村の布団で眠るものの結局は竜児のもとへブーメラン、一緒に夜食ルートへと突入。北村に対しては緊張してしまうだけで落ち着かず、竜児が良いのだとか。背中足踏み踏みで乳繰り合い、子作りの夢を引き合いに出し、竜児との家庭生活を夢想する。大河が北村に抱いている感情は「孤独だった自分が初めて必要とされた他者期待願望が理想化されただけ」であることが次第に露呈し、竜児への好き好きっぷりが滲み出る。お化けに脅かされた時には自然と腕を組んじゃうのとうところで次回へ続く。