雑録

るいは智を呼ぶ 白鞘伊代シナリオの感想・レビュー

るいは智を呼ぶの白鞘伊代シナリオは「正しさとは何か」というおはなし。
主なイベントは呪い解除への謎解きなのだが、ようやく核心にも迫るかと思いきやスルー。
伊代シナリオだけど脇キャラの恵にスポットライトが当った展開だったよ。

白鞘伊代シナリオのキャラクター表現とフラグ生成過程


白鞘伊代は真面目ないいんちょで配慮ができる熟考タイプ。だが独自の倫理観を所有するため、一般人の価値観には乗り切れず作中では「イケてない」と表現される。母性溢れるメガネ巨乳でダイエットキャラなお母さん属性。伊代が真面目だけれども、法や既製の価値観に捉われないのは、ちょっとしたトラウマがあったから。それはママンがある日無免の原付に突撃され、未成年なので罪も軽く賠償責任もうやむやになり障害を抱えることになってしまったこと。真面目くさって唯々諾々と社会の価値観を受け入れるだけが「正しい」ことではないと気づいてしまった。本当の正しさって何?だからこそ考え抜いた上での納得できる理屈が必要。伊代は自分のルールで自律を行ない、それを社会の価値観に逸脱しないようにするようになった。故に、伊代はどこか「イケてない」と表現されるのだと。このルートではそんな伊代と一緒にレッツ、謎解き。シナリオは面白いけどキャラが食われちゃってるかな?


伊代シナリオでは呪いの謎解きがメインになるが、そこで欠かせない立ち回りを果たすことになるのが、サブキャラの恵。ある意味このシナリオではラスボス。智ちん一行は呪いを解くため恵の協力を得ることになり一緒に住み込み。呪いの解読が進むと、呪い保持者の一族の末裔8人が恵の屋敷に集うと呪い解除の鍵となるのだとか。智の生き別れの双子の姉も見つかり、いよいよ呪い解決の核心に迫る!!というところで事件発生。どうやら恵は呪いを解きたくないみたい。その理由は明らかにされないけど、色々と妨害されることになる。恵はかつて養父に色々と汚いことをさせられ、その報いとして社会が裁けない悪人たちを殺すことを生業としていたのだ。人を殺すのは悪いこと。社会に適応できないのは悪いこと。では最初から呪いにしろ家庭事情にしろ社会からはみだしちまったものはどこへいけばいいのさ。社会から排斥された底辺孤独の存在意義。本当の正しさってなに?ということを投げかけながら、恵は智に刺されて屋上から落ちていく。「正しいことなんて存在しないから自分が信じたことをするしかない」と明日へ生きる決意をして寂しさを孕んで終局。新しい選択肢が追加されました。残りは茜子ルートだけだけど、そこで伏線が全部回収されるかしらん?