面影レイルバック 個別√に関する雑感

大手ゼネコン内部の権力闘争により限界集落の開発が妨害を受けたが、それを解決するのが共通√。
個別√はその問題解決法が少し違うだけで、内容は皆無に等しく、尺も短いし、中身空っぽ。
クリア後に冬編をプレイできるのだが、そこでもショートストリーと夜伽描写があるだけ。
「泥亀の月」から本編に至る迄の主人公くんの過去や人物像の掘り下げがないので、空気すぎる。
プレイヤーが求めるシナリオは、鉄工所の話や、泥マサや月先生、隼人のその後なんだよぉぉぉぉぉ。
「泥亀の月」が一番面白かったと思うので、少し残念な感じを抱いた。

各ヒロイン個別概要


  • 樹理√
    • 土壌強奪事件で主人公くんが村人を説得して味方につけ吉岡建設強硬派と武力衝突して勝利する。その後、地域住民たちは土壌の運搬を請け負いたいと申し出て仕事を得ようとするのだが、いきなりシナリオがブン投げられて読者は唖然。限界集落開発はどっかへ飛んでいく。結局、樹理が大手ゼネコンの権力闘争を勝ち抜き吉岡建設グループのトップにたった。ついでに泥マサも生きてた!エンドとなる。探しに行かないのかよー。それに泥マサの指輪の話とかもっと描くことあったでしょー!!
  • 檸檬
    • 土壌強奪事件に対して樹理が現場を離れて本社に乗り込み喧嘩を売る。樹理の留守中に代行として檸檬が櫓名経営を担う。檸檬が樹理にリクルートされるエピソードとかは結構好き。自然災害の現場処理に際し、仕事の分別や仕分けに采配を揮い仕事を独占して快楽を得ていた檸檬を採用するため、樹理が「誰にでもできる」マニュアルを作り上げ檸檬の仕事上の価値を無くし、自分のもとに仕えさせたという過去話。個別√では、檸檬は主人公くんと樹理の両方を愛しているがゆえ、メイドとして毒見役に就任することに落ち着く。
  • 櫓名二人組√
    • 土壌強奪事件で吉岡重太郎が直接いろは邸に乗り込み暴力に訴える。そこを主人公くんが屈服させフラグ構築。そこからいろはか綾かの分岐となり二人をクリアするとハーレム√が解放される。中身は殆どないキャラゲーである。男性がいなかったが故、自分が炉利であると気付かなかったいろはや、実はすごいぽんこつで面倒くさい綾と交際する。いやホント綾は有能な補佐役と見せかけて生活にだらしなく浪費家。ハーレム√は初夜の儀式が田舎の伝統的な趣があり良かった。