雑録

アオナツライン 体験版の感想・レビュー

高校生男女5人が夏休みを過ごす青春学園モノ路線。体験版は1学期まで。
紅1点の仲良し3人組に、転校生お嬢様とハブられ女子が加わる。
体験版のメインは、ハブられ女子救出作戦。何故か仲間のはずの男友達とバスケで1on1対決。
苦戦する主人公は7連続3ポイントシュートを決めてご都合主義的勝利。
当初は主人公を小馬鹿にしていたハブられ女子が、自分の為に活躍した姿を見て都合よくときめく。
一体夏休みはどうなるのか!?といったところで体験版はお開きとなる。

スクールカースト上位集団からハブられた女子をめぐる一連の騒動

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  • ハブられ女子のキャラクター表現
    • 体験版の雑感としては、ハブられ女子のキャラクター表現の印象がものすごく強いです。一応立ち絵のある登場人物としては、(1)主人公くんと息がぴったりの元気っ子幼馴染、(2)主人公くんの優しさに惚れてお嬢様学校から転校してきた資産家の令嬢、(3)中学時代にバスケ部で問題を起こしたBL枠腐向け男友達など色々と用意されています。しかし、共通√の流れは、ハブられ女子が原動力となっています。
    • ハブられ女子は元々地味子だったのですが、高校デビューを決意。スクールカースト上位集団に潜り込むも、数か月で化けの皮が剥がれ、ハブられてしまうことになります。主人公くんたちは昼休みにのんきにバスケに興じているのですが、それを見てせせら笑い主人公くんを扱き下ろす女子高生集団の下卑た描写はとてもよく表現されています。
    • ハブられ女子は一人寂しく泣いている所を元気っ子とお嬢様により保護され、主人公くんたちグループで癒しを得るのですが・・・。そこでも他者を見下し悪意をまき散らして我儘放題。特に自分よりも下位と見なした者には容赦なく、主人公くんに対する接し方はまさに反吐が出そうです。これはキャラクターの心情変化の常套手段「下げといてから上げる」手法であり、見下していた主人公くんが実はカッコよくてびっくり~トゥンク、きゅんきゅんとかいうことを示すのに使われます。
  • 何故かバスケ対決
    • で、案の定、ハブられ問題はアッサリと解決するのですが、その方法が茶番にしか感じられません。高3のヤリチンの先輩が出てきて、当該ヒロインがイジメを受けたのもヤリチンのせいであることが判明します。ヤリチンが眼をつけていたハブられ女子を、主人公くんが寝取ってしまったと勘違いしたのでイチャモンをつけられることになるのです。ヤリチンは主人公くんの上履きにゴミを入れたり、周囲に命じて誹謗中傷などをさせたりしますが、主人公くんたちはポーカーフェイスで尻尾を出すのを待ちます。
    • 作戦通りブチギレたヤリチンから電話がかかってくるのですが、ここからが謎展開。主人公くんはバスケの1on1で勝ったらヒロインを解放せよとか言い出します。これに対しヤリチンが主人公くんとの対戦相手に指名したのは、主人公くんグループの親友男子。こんなんいくらでも八百長し放題やん、あまりにも無茶苦茶すぎないかしらん?・・・いちおうシナリオ中では、ヤリチンが取り巻きたちとともに主人公くんの試合を見張っているという設定であり、親友男子が手を抜いたらすぐバレるぞとかいって整合性を保とうとはしていますが・・・。1on1の試合も、特にバスケ描写として熱くなるような展開はありません。序盤において馬鹿正直に親友男子は本気を出してプレイしたため、主人公くんが苦戦するような描写が入ります。しかし最後は7連続スリーポイントシュートが成功し、三井寿もびっくりの大逆転ご都合主義勝利☆ヤリチンも生徒指導の先生に懲らしめてもらい、主人公くんを馬鹿にしていたハブられ女子も態度を一変させたぞ!というオチで体験版は終わりとなります。
  • お嬢様ヒロインについて
    • 世間知らずであることを強調するためにドジっ子属性が付与されているのですが、なんかわざと臭い描写があまりにも多いので、これにも耐えられるかどうかで評価が分かれそうです。交通系ICカード使えなくて通れな~い。
    • そして、お嬢様のキャラクター表現として「説明が上手くてステキ」とヨイショされるシーンがあるのですが、その説明そのもののシーンはカットされています。いや、具体的な描写をせずして、結果だけメッセージ表示されて褒め讃えましても全然説得力ないやんけ・・・キャラに厚みを持たせるためにも、こういうところの表現はしっかり描いて欲しいところ。

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