ブルーアーカイブ「佐天涙子」絆ストーリーの感想・レビュー

どんな境遇でも楽しみを見い出し明るくポジティブに努力をする事を褒められた佐天さんが先生に攻略される話。
佐天さんのエピソードでは都市伝説探し・麻雀・バッセン・努力を楽しめることがシナリオの題材となる。
異世界転移しても特に落ち込んだりショックを受けたりすることも無く、自分の世界との違いを楽しむ佐天さん。
彼女は麻雀のメンツの穴埋めとして呼ばれれば無双し、バッセンでは剛速球を3球3発ホームランにする。
そんな佐天さんはこれまで自分の才能を見つけるために、色々と苦労を重ねてきたことをにじませる。
先生はそんな佐天さんの努力や頑張りを認め彼女を褒めると、自分を肯定された佐天さんは先生に攻略される。
最後は異世界でも自分の能力開発のために銃撃の練習をする佐天さんが描かれ、彼女の魅力が提示される。

佐天涙子のキャラクター表現とフラグ生成過程

自尊感情が低かった佐天涙子、先生に承認欲求を擽られ、攻略されてしまう

「とあるシリーズ」のコラボでブルアカ世界に異世界転移した佐天涙子さん。彼女は食蜂操祈御坂美琴とは異なり、ポジティブにブルアカ世界を楽しんでいく。ブルアカ世界は先生以外に男性はおらず、女学生以外は全て動物の二足歩行形態かロボットという異様さを放っている。彼女は当初、この状態に驚くが次第に馴染んでいき、ついには動物のモブキャラたちと麻雀を打つまでになり、さらに彼らを搾り取るのである。あまりにも熱中する佐天さんを先生は時間を理由に連れ出し、動物たちに感謝される。このようにブルアカ世界を堪能する佐天さんは、バッセンにも挑戦。ミレニアム製超剛速球マシーンに立ち向かい、ハラハラする先生を余所に3球3発ホームランを放ち、ジュースを奢ってもらう。

上記イベントを通して、佐天さんは明るくポジティブに現状を楽しむ才能を見せるわけだが、ここで彼女の弱さも提示される。佐天さんは自分たちのセカイの異能学園において特筆すべき才能を持ってはいないようであり、それをコンプレックスに感じていて、だからこそ色々試しているのだということが匂わされる。若干センチメンタルになる佐天さんに対し、先生はすかさず天然ジゴロを発動。彼女の頑張りを認め、褒めて、承認するのである。佐天さんは根が明るいが、異能学園で異能が無いということは、やはり色々と思う所があったのだろう。先生に承認欲求を満たされ、好感度は鰻登りとなるのであった。

最後は何にでもチャレンジする佐天涙子の長所が感動的に描き出され、ブルアカ世界に転移したからには銃撃の練習でしょ!とここでも能力開発に意欲を見せる。当初はこれも上手く行かず、先生を呼んでしまうのであったが、先生に見守られながら練習を重ね、最後は徐々に腕前を向上させるのであった。黒髪ロングセーラー服金属バットな佐天さんの可愛さ溢れるシナリオ。

他作品では珍しい?ことにコラボ先のヒロインと主人公がフラグ構築する
今は懐かしきルーズソックスなメモロビ
バットと仲良し佐天涙子