【感想】学園アイドルマスター「一時休戦です」(2024/07/12)を読んだ。

手毬の体重をコントロールする女・美鈴。手毬を痩せさせたり太らせたりする。
元々デブであり現在も肥満化しやすい手毬は中学時代、美鈴に体重を管理されていた。
手毬が勝手にファビョってユニットは解散となったが、全て手毬の一人相撲であった。
現在も手毬が表面的に美鈴を拒否しているだけで、美鈴はいつでもウェルカムなのである。
プールの授業で手毬がブヨブヨになった腹肉を晒していたため美鈴は一時休戦を提案する。
肥満化しパフォーマンスを発揮できなくなっていた手毬は美鈴に言いくるめられて復縁する。
美鈴のカロリー計算に基づくダイエット弁当と無理のない運動によって手毬は減量に成功。
こうしてハッピーエンドになるかと思いきや、このままではまた手毬が離れて行ってしまう。
策士の美鈴は減量成功のご褒美としてとんかつやカレーなどを与え手毬をまたブクブク太らせる。
手毬を痩せさせたり太らせたりして永遠に自分の手元に置くカロリー輪廻がここに誕生した。

美鈴による手毬の体重コントロール

手毬を言いくるめる美鈴

手毬は元々デブであり周囲に蔑みの目線を向けられていたことから性格も悪かった。だが一念発起しアイドルを目指し、厳しい訓練を経て中学時代にはトップアイドルにまで成り上がった。だがそれはユニットメンバーが陰で支えてくれいたからであり、ライブでの残存体力管理だけでなく、日常生活の世話まで手取り足取り甘やかされていたのであった。だが独りよがりの手毬は彼女達を足枷に感じてしまい、一人でファビョって空中分解。それでも美鈴は手毬を憎くは思っておらず、そのうちに自分の所へ戻ってくるだろうと、正妻としての度量たっぷりで泳がせていたのである。
 

5キロもデブった手毬にダイエットをもちかける美鈴

だが水泳の授業で手毬の腹回りを見て考えを変える。手毬はブヨブヨに太ってしまっていたのだ。これではいけない。そんなわけで美鈴はお得意の口八丁で手毬を言いくるめる。反抗期により変な意地を張ってしまう手毬に対し、仲直りではなく一時休戦という詭弁を使って和解する。美鈴のカロリーコントロールによる無理の無い運動とダイエット弁当は効果てきめんであり手毬は減量に成功する。ウッキウキになって美鈴に報告しに来る姿や、まだ一時休戦だよねとおずおずと確認する手毬の可愛さをお楽しみください。
 

ダイエットに成功して美鈴に報告にくる手毬

こうして減量に成功した手毬だが、このまま放置していればまた美鈴から離れて行ってしまう。そのためにはまた自分の所へ戻ってくる仕掛けが必要だ。故に美鈴は減量に成功したご褒美として手毬の大好きなトンカツをフンダンに振る舞い、朝からカレーを食べさせるのだ!こうしてダイエットに成功したという油断とこれまで我慢していた反動により手毬が腹いっぱいに貪り食らったのは想像に難くない。美鈴は手毬の体重をコントロールすることで所有欲を満たしているのである。

痩せた手毬を太らせようとする美鈴
一時休戦です

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