ブルーアーカイブ「佐城トモエ」絆ストーリーの感想・レビュー

忠臣として偉大なる指導者に仕えながらも先生に惚れてしまい公務を出汁にデートに誘うようにまでなる秘書室長の話。
佐城トモエは共産圏における偉大なる指導者に仕える秘書室長だが、指導者はお飾りであり実権は彼女が握っていた。
偉大なる指導者は無能であったのだが、だからこそトモエが能力を発揮でき、政権が運営されていたのである。
当初トモエは自分の立場を弁えて先生に接しており、ソ連ネタを取り入れたオモシロイベントが展開されていく。
だが次第に先生に対して情を深めていき暖炉の前で濡れた衣服を乾かしながら語らったりお菓子作りに興じたりする。
そのうち偉大なる指導者のプロパガンダ映画を撮影すると称して先生を自国に呼び、デートを楽しむ狡猾さを見せる。

佐城トモエのキャラクター表現とフラグ生成過程

トモエのアジテーション~伝説の先生戦闘中生徒の足舐めイベント~

佐城トモエは共産圏において偉大なる指導者に仕える秘書室長。だが実際にはこの指導者は無能であり、実権を握っているのはトモエであった。トモエ√ソ連文化を基調としており、露文に触れた者なら思わずニッコリしてしまうような小ネタが散りばめられている。そのうちの一つがアジによるプロパガンダ。偉大なる指導者が政権を維持できているのは類稀なるアジテーションの才能を持つトモエのプロパガンダによって、世論操作されているからであった。トモエは先生と買い物デートに繰り出すのであったが、各所で生徒を率いて八面六臂の活躍をする先生には尾ひれ背びれのついた噂が漂っていた。トモエはこれを聞き憤慨。噂を払拭すると称して演説を一発ぶつのである(ここで伝説の先生が戦闘中に生徒の足を舐めているという言説が登場する)。トモエのプロパガンダの結果、先生の噂は払拭されたが、なぜだか虚弱体質であるとされてしまい、商店街の皆さんからは精力がつくものを贈られるようになった。
 

先生を寝かしつけるトモエ

基本的に偉大なる指導者に仕えるトモエは、指導者にしてあげていることを先生にもするというパターンでシナリオが進んでいく。最高級の待遇でないと睡眠が出来ないという指導者のために使用している高級睡眠セットを先生にも用意し、お着換えから添い寝の子守唄まで披露してくれる。また二人で遭難してしまった時には暖炉の前で身体を温め合うのだが、普段はコートに隠れている豊満な肉体を披露してくれる。しかし明らかに下着を着けていないスチルが描かれており、一部のプレイヤーからはそのクーパー靱帯を心配されたが、先生の前だから脱いだと思われる説が有力となった。先生と絆を深めたトモエは、度々偉大なる指導者を出汁にして先生と逢瀬を重ねるようになる。ピーマンを大量に誤発注してしまった時には、ピーマンを使ったお菓子作りに邁進。またプロパガンダ映画作成と称して先生を呼びつけ、指導者の日常を描くと言いながらデートにしゃれ込むことになる。先生からカメラが回っていないことをツッコまれるも、ソ連的言い回しで丸め込まれる。アネクドートを彷彿とさせる絆ストーリーとなっている。

コサック帽が無いとあんた誰?状態になるイベントスチル
先生と運命共同体として隠蔽工作に手を染める
仕えていた偉大なる指導者すら先生とのデートのための出汁にされてしまう