ブルーアーカイブ「室笠アカネ」絆ストーリーの感想・レビュー

生まれた時から生粋のメイドで仕えるべき主人を探していたアカネが先生に理想像を見い出す話。
メイド部ことC&Cはメイドの皮を被ったエージェント組織でアカネも当初は爆破キャラとして登場する。
だが次第にアカネのメイドとしてのアイデンティティ探しの側面が掘り下げられていく。
先生の抱き枕として同衾したり家を用意して紅茶を楽しんだりバニー服を着て奉仕をしたりしていくが……
その背景には自分をもっと見て欲しいというアカネの想いがあり、奉仕が足りないのではという不安があった。
そんなアカネに対し先生は彼女の理想の御主人様となり、奉仕を受けることで膨大な仕事をこなすことが出来た。
これによりアカネは先生に仕えるメイドとしてその存在意義を確信できたのであろう。

室笠アカネのキャラクター表現とフラグ生成過程

メイド部に入ってメイドになったのではなく、メイドだったからメイド部に入った

室笠アカネは当初ネタキャラとして登場する。ありとあらゆるものを爆弾で吹き飛ばしたり、Fateのセイバーとの出会いパロをやったり、エージェントとしての仕事が多くメイドキャラがブレたりする。そんなネタキャラであったアカネだが、エージェントの仕事が多かったことから、メイドとしてのアイデンティティが崩壊していたことを上手くシナリオに繋げていく。

アカネは何故メイド部に入ったのか?という問いに対し、彼女は生まれた時からご主人様に仕えることに憧れており、生粋のメイドであったことを告白する。そして自分が使えるべき理想の御主人様こそが先生なのだと。こうしてアカネは奉仕に励んでいく。先生との時間を少しでも多くとるため早起きして寝顔を見に行くと先生に寝具に引き摺り込まれ抱き枕として同衾することになる。また、先生と一緒に御主人様とメイドごっこをするため、豪華な家を借り受け紅茶プレイに励んだりする。

さらにアカネはバニー姿を身に纏い先生への奉仕を続けていく。アカネはバニー姿で掃除をしたり、バニーとメイドどちらが好きかと迫ったり、バニー喫茶で店員たちからその奉仕様式を学んだりしていく。だがこのような奇行に走るのは、決してギャグではなくちゃんとした理由があったのである。それは先生の仕事量とアカネの自信喪失に起因していた。アカネは大好きな先生に奉仕することに喜びを見い出していたのだが、膨大な仕事をもってこなす先生を見て、自分が肩代わりできないことに歯がゆく思っていたのだ。

そんな思いが拗れてしまい、バニー服で奉仕をすることに繋がったのだ。その根本にはバニー服で奉仕をすることでもっと自分を見て貰い、自分が先生の役に立っているということを確信したかったのである。その告白を受けた先生はアカネの奉仕を受けながら膨大な仕事を完遂することで、アカネを肯定するのであった。

通常アカネ見どころ

仕えるべき主人を探していたメイドが先生に御主人様の理想像を見い出す
先生と同衾して抱き枕になるアカネ
御主人様とメイドプレイをするため家を用意するアカネ

バレンタインアカネ見どころ

バレンタインには先生から大事な生徒と言われてドキドキするアカネ

バニーアカネ見どころ

バニーで奉仕するアカネ
アカネとの出会いの日を思い出す
バニーかメイドか
バニーを着て来ていたのは先生に自分のことをもっと見て欲しかったから
奉仕以上の関係をねだってしまった