常在戦場の軍人あがりの少女が先生と過ごす中で徐々に平和な日常に適応していく話。
白洲アズサは軍人少女。グリザイアの果実シリーズの主人公くんのような思考の持ち主だ。
そのため平和ボケしている学園都市に馴染むことが出来ず、大衆娯楽に価値を見い出せなかった。
故に先生に助言を請い、平穏な日常に自己の身を委ねる方法を一緒に模索するようになる。
アズサは先生と逢瀬を重ねるごとに日常を甘受できるようになり水着版では日常に美を見い出す。
白洲アズサのキャラクター表現とフラグ生成過程
白洲アズサは軍人上がりで常在戦場な戦闘少女。最初は平穏な学園都市になかなか馴染むことが出来ず、学園都市の学生生活を平和ボケした堕落したものと見下していた。だが郷に入りては郷に従え。アズサは極力学園生活に馴染もうとし、先生に助力を請う。先生はアズサのために大衆娯楽の素晴らしさを教えていく。シャーレに招いては休憩室でゆっくりと身体を休める事の大切さを体感させる。また街に繰り出しては甘味を与えて様々な娯楽に興じ、ファンシーなぬいぐるみに囲まれてKawaiiを感じていく。全てが計画に基づかねばならないと視野狭窄に陥っていたアズサが無為に時を過ごす喜びを知った瞬間であった。こうしてアズサは軍人的価値観からフツーのJK的価値観を理解できるようになっていくのである。
アズサの決定的な転機となるのが、水着編。この絆ストを通してアズサは平穏な日常に美を見い出すようになる。当初こそ砂遊びで陣地構築するなど軍人っぷりを見せていたが、夏の海でわざわざ並んで微妙な味の焼きそばに美味しさを感じるところからアズサは変わり始める。海の家という特別なロケーションにおいて、好きな人と時間を共有して列に並び、そして一緒に食べるという仕上げが待っているのである。美味しさ的には三流グルメだったのかもしれないが好きな人と一緒のイベントということが何倍もの美味しさを引き出したのである。そして先生に穴場スポットへ連れて行ってもらったことで価値観の転換が起こる。夕焼けに照らされキラキラと光る海辺の砂浜はアズサの心を揺さぶるのであった。水着アズサのキャラストのラストはついにアズサが無為に時を過ごすことに美を見い出す。夜の海に先生を呼び出したアズサは何もせずに日常に身を委ねることの素晴らしさを先生に報告するのであった。こうして軍人上りで平穏な日常に違和感を抱いていたアズサは日常だからこその尊さを感じられるようになったのだ。