僕ヤバ142話_関根萌子√「優秀な兄姉を持つが故に勉学に興味が無いフリをし、陽キャに振る舞い遊びに興じることで満たされない心を埋める弟妹の心理」

142話前半は関根萌子√。私立高模試を受けに行き、同小出身者でマックした時のエピソードである。
市川にとって意外だったのが、木下の存在。彼は市川が落ちたエスカレーター私立に通うのに外部受験するという。
エスカレーター私立では旧帝や一工には入れず高校で頑張った公立組に逆転されてしまうからかもしれない。
(旧帝一工に入れず早慶に行くと富裕階層の子弟との文化資本の差に驚くというのも良く聞く話だ)
そんなわけで木下は内部進学を蹴って超有名難関私立進学高校へ挑戦しようとしていた。
その高校は市川が自分の学歴コンプを脱却するために目指していた学校と同じであった。
ここで市川は自分も同じ学校を受けると自ら言い出せなかったのだが、関根萌子がアシストする。
市川は中二病的言い回しなってしまったが萌子のおかげで木下に対し自分の志望校を伝えることができた。
また木下が妹を陽キャと見なし勉学より遊びと評した際、萌子は妹のコンプレックスを指摘する。
ヲタクに優しいギャル萌子の真剣な表情を見た木下は、即落ち2コマ漫画のように惚れ込んでしまうのであった。
後半は夏休み明けに学校で山田とイチャラブ。山田は市川の生殖器を口淫してしまいたくなる。

関根萌子、市川の劣等感を解きほぐしたり、木下の妹のコンプレックスを指摘するなどして活躍

市川が落ちたエスカレーター私立からさらに外部受験をするという木下
市川は木下に同じ高校を受けると言えなかったが、萌子にフォローされる

僕ヤバ142話の前半の主役は関根萌子。市川や木下に対し、様々な活躍を見せてくれるぞ!まず市川について。私立高の模試を受けに来た市川は萌子と出会い、ついでに木下とも再会する。同小であった3人は何故かマックへ行くことになる。市川は木下と仲が良い友人であったが、市川だけ私立中に落ちたことから自分で勝手に心を閉ざしてしまいコンプレックスを抱いていた。この学歴コンプはもう既に解消され、交友も回復していた。だが自分が落ちたエスカレーター私立から、わざわざ外部受験する姿を見たら、やはり思う所があるのだろう。(木下の家庭からしてみれば、エスカレーター私立に受かったとしても内部進学したら結局その先は私大どまりであり、旧帝や一工、国公医には入れない。そうすれば高校で学力が逆転され、公立から国立入った奴らの格下になってしまう。旧帝・一工・国公医に入るためにはエスカレーターでなくとも超有名難関私立進学高校に行った方が良かろうと思うのも当然である)。そして木下の志望先は奇しくも市川と同じだったのである。ここで市川は自分も同じところを受けると言い出すことが出来なかった。そんな市川を見かねてフォローしたのが我らが関根萌子であり、彼女に背中を押された市川はゲンドウスタイルかつ中二病的言い回しではあったが、木下にきちんと伝えることができたのである。市川と萌子の関係性ってイイヨネ……
 

木下の発言が萌子の心を抉る
優秀な兄姉を持ち常に比較されるが故に同じステージに立てなかった弟妹の心境

続いて関根萌子の良さは木下に対しても発揮される。家庭環境の貧富の差について言及された際、木下は自分の家庭をそうでもないと否定するために妹を引き合いに出してしまう。木下は「妹者は陽キャ中の陽キャゆえ学業より遊び優先。ま、良い学校へ行かずとも幸せになるタイプよ」と断じてしまうのだが、それは萌子にとって看過できないことであった。萌子にもまた私立へ行った優秀な兄がおり、常に比較されていたため、不出来な自分は勉学という分野を選ぶことすらできなかったのである。そのため陽キャになって遊びに興じることでしか自我を保つことなどできなかったのだ。そんな萌子だからこそ、妹の心情を慮ることができ「………いや、我慢してるかもよ」と発言したのである。多かれ少なかれ優秀な兄姉がいたら、比較される弟妹はコンプレックスを抱くものであろう(逆もまた然りだが)。木下は萌子の発言により自分の兄妹関係を省みることになった。木下は萌子とLINE交換することになり、ヲタクに優しいギャルのテンプレの如く即落ち2コマ漫画で関根に惚れて行った。

B-partには山田√もあります

市川の生殖器を見つめてしまう山田

後半は山田編。新学期になり登校した際、市川が明るい表情をしていることを喜ぶ山田。市川は模試の結果が割りと良かったと述べるのだが、山田はそれを自分のことのように喜ぶのである。嬉し泣きする山田の涙を拭う市川の紳士さに感動である。しかし山田は市川が日焼けしたことに興味津々となり、その身体をまさぐっていく。下半身の方が日焼けの差が分かると屈みこむのだが……山田の顔の前は市川の生殖器の位置だった。奇しくも立ちフェラをさせているような格好になってしまったというワケ。山田はそのままむしゃぶりついて口淫したくなってしまうのであった。
 

市川の生殖器を前に口淫したくなってしまう山田

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