雑録

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【感想】タコピーの原罪 第6話「東くんの冒険」を読んだ

失敗する事で大切な人から見切られる事を恐れる少年が失敗しても受容される話。 東くんは優秀な兄と比較され、もう既に母親から諦められてしまっていた。 悲劇なのはそれでも東くんは母親の愛を追い求めているということ。 そして母が好意を向ける対象である…

【感想】鬱ごはん クロス第24話「大人のインスタントコーヒー」を読んだ

父親が自分を生んだ年齢。そこに自分も到達したが、自分は何も成し得ていない悲哀。 幼き頃の情景が自然と思い出される時がある。そこに見るのは大人としての父親。 主人公である鬱野は父が飲むカップコーヒーに大人を見出していた。 思い出に感化され川を見…

【感想】僕の心のヤバイやつ Karte.88「僕は何を言っているのか」を読んだ

ダブルデートで原さん達とスイーツ食べ放題の店へ行く話。 前回の引きで原さんのことをカワイイと言ってしまった我らがイッチ。 そのため山田及び原さんに想いを寄せる神崎のヘイトを高めてしまう。 今回はそんな気まずい状態でスイーツ食べ放題を行うことに…

【感想】『タコピーの原罪』(1話~5話)を読んだ

風俗嬢の母親が、娘の同級生の父親を寝取った為、娘が学校で虐められるようになった話。 タコピーは秘密道具で人類をハッピーにするべくやってきた宇宙人! 地球に着いたばかりで困っていた所をしずかちゃんに助けられ、恩返しをする決意をしたの。 しかし虐…

【感想】中年、ラジオに孤立を知る(『こづかい万歳』第25話)

今回はラジオ配信が趣味なパソコン修理夫を通して承認欲求が描かれる。 パソコン修理夫は日常生活で何も喋らない反動で、ラジオ配信を始める。 当初はひたすら壁打ちをするだけで満足していたが再生回数が気になりだす。 旧友たちに配信を知らせ再生回数が増…

【感想】労働と生活と生き甲斐と残飯(『こづかい万歳』第24話を読んだ)

残飯をツマミに朝に晩酌をする中年夜間工場労働者の話。 この作品の面白さは登場人物が実に楽しそうに生活を語る所である。 各自が人生に楽しみや喜びを見出しておりそれを誇りとしているのだ。 家と工場を往復し残飯で安酒を呷るだけの日々が輝いて見える。…

『100人彼女』70話まで読んだので感想・レビュー

恋愛競馬ではなくハーレム内の百合的コミュニティを重視したおバカなギャグ系ラブコメ。 主人公は中学卒業までに100人に告って振られるがそれはバランス調整のためであった。 高校に入学するとフラグ規制が解除され100人のヒロインを攻略していくことになる…

ゴールデンカムイ全話無料開放を読んだ感想

公式で五稜郭の戦いまで開放されていたので読んだ。 ウイルクのアイヌ殺し、杉元が陸軍に入った理由、尾形の謎、金塊の在り処はほぼ解明。 まだ回収されていない重要な伏線としては鶴見劇場の真相と南下した谷垣の参戦。 鶴見篤四郎は言葉巧みに大義の実現の…

無理やり主役をJKにしなくともオッサンが原付に乗ることを魅力的に描くことができると実証した秀逸な作品

完全にスーパーカブのアンチテーゼ。中身オッサンのJKもどきよりオッサンはオッサンのままが良い。 今回は単身赴任を契機に原付を手に入れたオッサンが主役を張ることになる。 赴任先の年下の同僚から原付を譲り受け、皆から指導を受けた後、おっかなびっく…

年齢を重ねると好奇心を維持することにすら多大な努力が必要になる話(『ゲーミングお嬢様』を読んだ感想)

ゲーミングお嬢様を読んだ。 これまで呼吸をするかのようにコンテンツをひたすら消費してきたわけだが、最近はどんなものに触れても感受性が働くことは少なくなった。何を見ても粗製濫造された類似品のように感じるようになっていく。どこかで読んだことのあ…

仙狐さんを久しぶりに読んだら主人公(中野)が退職していた。しかも次の職を決めてから辞めたのではなく突発的無職。

ハートフル社畜系漫画仙狐さん。 ブラック企業で過労死しそうになりながらも働き続ける社畜を炉利BBAが癒すという構造がバカ受けした作品です。しかし社畜労働を延々と描き続けるのも限界が来たのでしょうか?ついに主人公が仕事を退職することに。しかも次…

ポイントカードのメリットを紹介しているようで、実は経済活動を矮小化し、自由を束縛しているという皮肉を描いた秀逸な作品

ポイントカードは一見するとお得なように感じる。ポイント払いで無料で買えると節約感が味わえる。嬉しい!しかしポイントカードを持つと、絶えずポイントを気にしなければならなくなり、ポイントが溜まるお店でしか買い物ができなくなっていく。また買うと…

『働かないふたり』第306話の感想「頑張っても報われなかったらどうしよう→さぁ?ダメな時はダメっすからねぇ。」

今回のお話は、やりたいことをやることの不安。 頑張って、頑張って、頑張って、頑張って、報われなかったらどうしよう。 そんな不安に対して安易に慰めるのではなく、ダメな時はダメっすからねぇという現実を突き付ける。 「努力を裏切らない論」や「すべか…

松本陽介「その淑女は偶像となる」の感想・レビュー

挫折系主人公モノ。かつて人気アイドルだった少女が再起する話。 姫宮桜子はかつて人気アイドルだったが現在は業界から離れていた。 引退の理由は母親が死んだ直後にも関わらず笑顔で仕事をこなして叩かれたから。 桜子は今の自分は「狂っている」と認識し、…

漫画版仙狐さん第48尾の感想 後輩編決着「仙狐さん大勝利!後輩の狸は愛人となる」

社畜系癒し漫画であった仙狐さんですが、第46尾から新展開に入り、三角関係篇に突入していました。第46尾から始まった後輩編がとうとうフィナーレ。後輩編は、主人公の会社の後輩が実は化けタヌキであり、主人公といい感じになってしまって仙狐さんがヤキモ…

社畜癒し系漫画『仙狐さん』が三角関係ラブコメ路線になってしまったことに衝撃を隠し切れない

皆さんは仙狐さんの事を覚えていらっしゃるでしょうか。 アニメ化もしており、炉利BBAが活躍する癒し系の漫画で過労死寸前の社畜の強い味方でした。 そんな仙狐さんですが原作漫画では路線の変化が・・・ 従来の物語の路線はビター風味。仙狐さんが好きなの…

小箱とたん先生の『スケッチブック』も終わってしまった。

ネットではマグコミに毎月25日に掲載されていた小箱とたん先生の『スケッチブック』。美術部四コマだが殆ど美術をせずに、寧ろ細かすぎる虫ネタや日本語の言葉遊びが多かった印象。ストレスとは無縁で延々とマイペースなネタを提供してくれていたのでかなり…

『世話やきキツネの仙狐さん』の第17話を読んだ。

心が砕け散ると、もう二度とは修復できず、たとえそれが見かけ上修復できたとしても、いびつでゆがんでしまう。 そんな人々を救済するのは炉利BBAであるという話。 中二病患者なら誰しも自己の存在意義について煩悶したことがあるかと思う。しかしそれは麻疹…

日本式労働慣行のしんどさについて

【死】今回の業務では、以下のようになった。ここから読み取れるのは、仕事を振る際にはきちんと明確な指示が必要だということ。 事前連絡もなく、唐突に仕事を投げてきて、指示語による曖昧な命しか出していないのに、失敗したら糾弾される。 ちゃんと事前…

ゴールデンカムイweb公開100話を読んだ。

見どころポイント 金塊争奪戦 本作品の目的。アイヌの隠し財宝を巡り様々な勢力が争奪戦をくりひろげます。眼病を患う幼馴染人妻の治療費確保のために戦う杉本。金塊を見つけて父親の仇を討とうとするアシリパさん。蝦夷共和国に囚われる新撰組生き残りの土…

さぐりちゃん探検隊 北海道へ行くの巻きを読んで

観光ツーリズム系が大人気の世情ですが、各地へ赴き実体験することの価値を説く漫画の一つに『さぐりちゃん探検隊』があります。 産業遺産を取り上げてくれることもあるので結構好きで毎回眺めているのですが、今回は北海道へ! (※今回も産業遺産はありませ…

web版ゴールデンカムイ(第31話まで)を読んでの感想

アニメ化記念でweb(ジャンプ+)にゴールデンカムイが公開されていましたが期限は2月いっぱいまでだったようです。 結構楽しみに眺めていたのですが、ちょうど区切りが良い所で終わったのでひとしきり満足。 シカのウコチャヌプコロで話題となって以来、アイ…

さぐりちゃん探検隊 第10回「晴海埠頭」の雑感

ヒッキー気味ゲーマーだった主人公くんが幼馴染の影響で立派な探検マンに成長していて感慨深いの巻き。(→→公式) 自分の足で行って 自分の目で見て 新しいことを知ったり ワクワクしたり そういうことがやりたいんだ… 今回のお話では新キャラ登場。しかし探検…

宇河弘樹先生がwebコミックの作画をしていたことを遅まきながら知る。

昔、宇河弘樹先生の『朝霧の巫女』が好きだったのですが、偶然ネットを見てたら今は「なろう系小説」のコミカライズの作画をやっていることを知りました。と、いうわけで無料公開されている分は読んできました。原作の内容そのものはよくある異世界転生厨二…

さぐりちゃん第9回も高度経済成長の残り香が感じられてノスタルジック!!

明日行ける探検コメディがキャッチフレーズのさぐりちゃん探検隊。単なる観光スポット紹介もさることながら、かつて日本で栄えた産業遺物が度々紹介され、人間の工業生活の成れの果てがポストアポカリプスの世界を感じさせて実に良いのです。今回は四日市が…

あきやま陽光『さぐりちゃん探検隊』(1)〜(5)における文明滅亡後の世界

『さぐりちゃん探検隊』とは、インドア派の男が女目当てにアウトドアに興じるweb漫画。 幼少期に病弱で外出できなかった少女はいつしか自然と触れ合うことに焦がれることになる。 成長し元気になった少女は積年の思いを叶えるべく、今、ピクニックへと出かけ…