ブルーアーカイブ「和泉元エイミ」絆ストーリーの感想・レビュー

効率厨であるかのように装うことで羞恥心や一般常識に囚われず一気呵成に先生を篭絡しに来る少女の話。
和泉元エイミは効率主義者であり、効率を免罪符にすることで超法規的手段を取り先生に接近する。
主なパターンは効率的でない同年代の女子生徒の思考回路が分からないので教えて欲しいという展開。
先生と一緒に流行雑誌を捲ったり、カラオケへと繰り出したり、ランジェリーショップに赴いたりする。
エイミは口では非効率だから理解できぬと嘯くが絶対分かっててやってるよねコレという匂わせが漂っている。
効率厨することで羞恥心キャンセルしているエイミが何かの拍子で恥じらいを覚える展開とか似合いそう。

和泉元エイミのキャラクター表現とフラグ生成過程

非効率なJK文化を学ぶと称して先生を大衆娯楽に誘い出すパターンを取るエイミ√

和泉元エイミは効率厨。それ故、非効率的なことが理解できなくて、羞恥心や社会常識をすっ飛ばして行動してしまう問題児として造形されている(かのように見えた)。暑い時には身体を冷やすためと言って外聞も無く服を脱ごうとし、衣服は乳がまろびでていても気にしないし、バレンタインにはネタグッズとして割引されている乳房型取りチョコを安いからといって臆面も無く購入する。そんな痴女のようなエイミなのだが、絆ストーリーを読むと、コイツは全て分かっていて先生を篭絡するためにやっているんじゃないか?と思わせるような匂わせがしばしば発生する。エイミ√のシナリオは主に非効率的な女子高生の趣味嗜好が分からないから教えて!→先生も一緒に学ぼう!パターン。①スイーツを食べるために行列に並ぶこと・根拠のない占いに一喜一憂すること・カラオケで歌を歌うこと等どれも非効率的で理解できないので困っている→②このままでは円滑なコミュニケーションに困難が生じて卒業も危険になるのでそれは効率的ではない→③だからJKの趣味趣向について教えて欲しい&一緒に学びたいと擦り寄ってくるのだ(分かりやすいチャート方式)。
 

先生に下着を選んでもらうためにランジェリーショップに連れ出すエイミ

ここから推測されるのは、エイミはわざと効率厨であるかのように振る舞っているのではないかということ。すなわち全部理解した上で、先生を堕とす為だけに効率厨の振りをしているかのような匂わせがいくつも存在するのだ。すなわち効率厨なのはあくまでも免罪符。先生に下着を選んでもらうためにランジェリーショップに連れ込む際も、先生からは効率厨ならデザインとは関係なしに着け心地の良いものを付ければいいのでは?と冷静にツッコミを食らうのだが、エイミは独自理論を捏ね回し全スルー。先生を売り場に連れ込むとあれやこれやと先生の性癖を探ろうとしてくる。また戦闘の際にも怪我を省みず突撃した方が効率的と言いながらも、わざと怪我をすれば先生が自分の肌を触って丁寧に治療してくれると考えているのである。何にせよ、効率厨による恥じらいの欠如という文脈だけでは語れない味の深いキャラのような気がする。
 

更衣室で下着に着替え先生に見せようとするエイミ
先生に肌に触れてもらうためにわざと怪我をしようと目論むエイミ
効率を建前に先生とイチャコラしたいだけの女なのでは?

別衣装