リコポケ23話「リコのアイデンティティの確立~ポケモンの気持ちを知って思いやれる!それが私の目指すポケモントレーナー~」

自分探しをしていたリコが2クールかけて自身の目指すポケモントレーナー像を確立する話。
1クール目は根暗陰キャぼっちだった少女が家族問題を解決し他者を慮れる優しさとコミュ力を持った。
2クール目はアイデンティティの確立に悩んでいた少女が自己の目指すべき将来像を描き出すことができた。
リコをポケモンの感情理解に特化させることにより、いにしえのポケモンたちを救済していくのであろう。
今回は怒りの感情に支配されるガラルファイヤーをニャオハの香りで落ち着かせ、気持ちを理解しようとした。
いにしえのポケモンたちの謎を解くことで、最終的に黒いレックウザに迫ることに繋がっていくという展開。

リコの成長物語!根暗陰キャぼっちを克服し、目指すべき将来像を確立することが出来た

リコがアイデンティティを確立するとその想いにポケモンが呼応する

ガラルファイヤーに手も足も出ず撤退したがポケセンでサクッと回復し、フリードも自力で逃げ出してきた。態勢を立て直しリベンジを目指す。ここでリコはバトルで勝利するのではなく、なぜガラルファイヤーが起こっているのかを理解することを試みる。それにはまず相手を落ち着かせねばならない。リコが目を付けたのはアロマテラピー。ニャオハが出す香りには気分を落ち着かせる効果があり、これをガラルファイヤーに嗅がせようとするのである。こうしてガラルファイヤーの感情理解大作戦が始まりを告げる。

今回の見所は何と言ってもリコのアイデンティティの確立。これまで自分探しに迷っていたリコがポケモンの感情理解の分野に関心を示し始めたことが丁寧に描かれていたが、ついにリコはそれを自身の目指すべき道に定めたのである。バトルに勝つのではなく、ポケモンの気持ちに寄り添うこと。それがリコの将来像となったのである。ガラルファイヤーを前にしたリコが「ポケモンの気持ちを知って思いやれる!それが私の目指すポケモントレーナー!」と決意を示す場面は一見の価値あり。2クール付き合ってリコの成長を眺めてきた視聴者は彼女の成長に感涙したに違いない。いにしえのポケモンたちの力を借りながら、リコが満面の笑みでこのはいっぱい!をする姿は感動を生んだ。
 

このはいっぱい
ポケモンに寄り添うことが出来るのがリコ

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