【感想】ゴブリンスレイヤー2期 第2話「イキリ系少年魔術師、ダンジョンでもイキリ散らかし視聴者にストレスを与える」

女神官をリーダーにしたゴブスレパーティーにイキリ系少年魔術師を加えてゴブリン退治をする話。
少年魔術師が始終イキリ散らかしているため、視聴者にとってはただただ不快とストレスが襲い掛かる。
途中で少年魔術師が指示を聞かず自分勝手な行動をしたためパーティーは罠に嵌って危機に陥る。
ここで女神官はギブアップ。指揮系統はゴブスレが握ることとなりトロルを屠りゴブリンを殲滅する。
最終的に少年魔術師の姉のエピソードを挿れることで彼にも事情があったんだね……という演出をしている。
そしてまた「姉」というトラウマワードを登場させることでゴブスレさんのPTSDを発動させている。
あと作画が微妙だと思ったのは私だけでは無いハズ。

シナリオの演出上仕方がないとはいえ、少年魔術師のイキリは中々苦痛に感じるものがあるな

イキリ系少年魔術師は視聴者をイラつかせるために用意されたキャラとは言え……

女神官のリーダーシップ育成と少年魔術師の脱ダンジョン童貞のためゴブリン討伐に出かけたゴブスレ一行。演出的には少年魔術師の視点を通してゴブリン退治がどういうものなのかをおさらいし、二期視聴者に応えている。だがこの少年魔術師のイキリ散らかしは不愉快でしかない。ゴブスレ一行が行う下準備を小馬鹿にし、ダンジョンでも自分勝手な行動を取り、お荷物を通り越して災厄となり果てている。

ダンジョンでも散々迷惑をかけ世話になりっぱなしでいながら、精神的成長を果たさないので、視聴者的にはストレスが募る一方であった。彼の役割はと言えば、単に魔術師の姉が女神官の最初のパーティーの一員でゴブリンに殺されたということを示すためだけの情報源。シナリオありきで用意されたようなクソキャラだったのである。彼を登場させることで、2年目として昇級試験がどーのこーのと言っていた女神官に、最初のトラウマを呼び覚まさせる効果があるのだ。

そしてまた少年魔術師をシスコンにすることで、ゴブスレさんの同情を引き出すと共にPTSDを発動させる役割を果たしている。姉の事を思い出さざるを得なかったゴブスレさんは、鉄仮面を打ち捨て路地裏に座り込むと、自分がこれまで何かをしたような気になっていたことを自省するのであった。

少年魔術師が用意されたのは、女神官にPTSDを発動させるため
ついでに「姉」というワードによりゴブスレさんもPTSD発動