ダンジョン飯6話感想「狂乱の魔術師/チルチャックさん(29)子ども扱いされる」

A-partは宮廷絵画の魔物の中にライオスがダイブするが半狂乱の魔術師と遭遇。
この魔術師は箱庭世界を創出、自分の庇護下での平和に固執する表面のラスボス。
ライオスが絵画に闖入してきたことに気付き胸ぐらを掴んで爆殺しようとする。
B-partはミミックに煮え湯を飲まされトラウマになっているチルチャックの話。
普段は冷静なチルチャックが珍しく取り乱しミミックと戦うことになってしまう。
それでも何とか機転を利かせてミミックを討伐するが、やはり魔物は食うことに。
食わないと言っていたチルであるが、蟹のような珍味に舌鼓を打つ。
チルはマルシルやセンシに年齢を聞かれ29と答えるがそれでも子ども扱いされる。

半狂乱の魔術師編

半狂乱の魔術師による箱庭の中での平和

A-partは宮廷絵画の魔物。絵の中にダイブすれば、絵の中の宮廷料理が食べられるのではないかと考えたライオスは実行を試みる。基本的にはライオスが絵の中でドタバタ劇を繰り広げるのだが、この絵画が重要な伏線となっている。ダンジョン飯は後半からゲテモノ魔物料理ではなく、迷宮創出モノに変わっていく。その際の表面のボスが絵画の中にも共通して出て来たエルフの魔術師。絵画には王子の生誕、戴冠式、王妃との結婚が一連の流れとして描かれているが、これは半狂乱の魔術師が仕えている国をモチーフとしたモノ。彼は当初は国の為に良く仕えていたのだが、次第に自己の箱庭の中での平和に固執することになり、民衆が自分の意志に反する行いをすると処刑するようにまでなっていくのだ。だがまぁこれはまだシナリオ的には先の話であり、今回は伏線として提示されるだけであった。
 

チルチャック29歳

仲間に素性を話さない秘密主義的な部分を批判されるチルチャック(29)

B-partはチルチャックの話。駆け出し時代に何度もミミックに煮え湯を飲まされてきたチル。これがトラウマになっており普段は冷静で落ち着いているのに、変な風に素直になれず固執してしまうことになる。夜中の水汲みの際、同行を提案するマルシルを断り一人で行くのだが、ここから既に悲劇は始まっていた。空腹を覚えたチルは宝虫を見つけ、その後を追うのだが、なんと罠を踏んでしまい、ミミックの部屋に閉じ込められてしまうのだ。罠の謎解きも一行に進まず不貞腐れていると、泣きっ面に蜂とはこのことで、乗っかった下がまさにミミックだったのである。ここから始まるミミックとチルとの攻防戦。シーフのチルは戦闘能力は皆無なので知恵と勇気で戦うしかない。わざと罠を発動させながら自傷しつつもミミックを攻撃。最後は宝虫をヒントに古代文字を解読してミミックを倒し無事に部屋から脱出する。ダンジョン飯ミミックはヤドカリの姿をしており、蟹のように実を食べていく。その味に舌鼓を打ちつつも個人主義がピンチを招いたとして秘密主義を批判されると、さしものチルチャックも本当の年齢を話す。彼はバツイチの29才で3人の子持ちであったのだ。年齢的にいいオッサンであり、ライオスからは「さん」付けで呼ばれるも、マルシルやセンシなどの長命種からは子ども扱いされる。じゃあマルシルは相当なBBAじゃないか!とツッコミが入り6話は幕を閉じる。

マルシル百面相集

腹ペコ赤面マルシル/睡眠いぎたなきマルシル

今回の料理

宮廷料理/塩ゆで

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