ブルーアーカイブ「静山マシロ」絆ストーリーの感想・レビュー

正義という金科玉条を守ることを信条としているがそれに依存し思考停止しがちな近視眼的な少女の話。
(一応本文でトロッコ問題を事例とし常に考えていかねばならないことを示唆してフォローはしているが)
そして盛り込まれる狙撃手ネタ。正義論に狙撃手ネタなのでグリザイアをメタってる感が漂っている。
掘り下げあるなら善悪二元論では割り切れない場面で精神崩壊した後、清濁併せ呑むファジーさを持つパターン。
また時折なぜか急にhentaiな展開となりあぐら開脚・身体まさぐり・アイス口淫などをぶっこんでくる。

静山マシロのキャラクター表現とフラグ生成過程

正義の内容はともかく正義という概念について疑うことなく妄信する少女

静山マシロは正義というものがあると無邪気に信じる純粋な少女であり、正義を御旗に掲げてそれを貫くことを自己の存在証明の手段としてしまっている。ことある毎に正義、正義と言う正義ウーマンであり視野狭隘・近視眼的な危うさを秘めている。つまり正義というものを無条件で良いものと信じ、自分がそれを遂行する自分は正しいと思い込んでしまっているのだ。一応ライターもさすがにそれはシナリオとしてマズイのではないかと思ったらしく、マイケル・サンデルやトロッコ問題を持ち出して来て、正義には多面的な側面があり、自分の頭で考えることが重要だとフォローを入れているが、正義そのものの検討はなされていない。これ、マシロの個別ルート入ったら、自分の掲げる正義とは別の正義とかが出てきて割り切れ無くなり精神崩壊するやつやん。そしてその後、精神崩壊から立ち直り清濁併せ呑む強さを得るというテンプレがまざまざと浮かんでくるね。

ただしキャラストではこれ以上、正義論をやる気は無くなったのか、hentaiネタで攻勢を仕掛けて来る。マシロが狙撃手であることを利用してグリザイアよろしくミリタリーネタを匂わせたかと思いきや、照準をブラさない訓練のため身体をまさぐって欲しいとおねだりしてくるのである。先生が躊躇しながらもマシロの要望通り様々な部位を触っていくという展開だ。次第にその行為はエスカレートし、マシロは首筋を触られた際に感じてしまい、自分から言い出したのにキレてくる。他にも照り付ける太陽の中、狙撃ターゲットを待ち伏せするため、あられもない格好になり、開脚して秘所がおっぴろげにし、大層はしたないのに、先生の目線がいやらしいと詰ってくる。もう少し恥じらいを持って欲しいね。

そして海イベントでは、メモロビでアイス口淫をかます。健全なゲームである(はずの)ブルアカは時折メタファーで殴ってくることが多く、サキシナリオで手淫ネタをやったがマシロの声優さんもその犠牲になってしまったのであった。チュパ音を収録される声優さんの心境は如何に!?と思って中の人を確認したら鬼頭明里さんであり全く問題が無いことが分かった。ライターさん、これあてがきでやってるよね。さらには海辺の監視台に二人で座ろうとか言い出し密着すれば大丈夫とゴリ押ししてくる。躊躇する先生に対しマシロは私が汗臭いから嫌なの?と迫って来て、断ったらマシロが臭いことになってしまうので逃れられなくしてくる。正義論を扱うと重苦しいシリアスなシナリオになってしまうのでhentaiネタで緩和しているのであろうが、痴女っぽくなってしまっている感がある。

訓練と称して先生に身体をまさぐって欲しいとねだってくるマシロ
身体をまさぐられているうちに性感帯である首筋を攻められ感じてしまうマシロ
生足あぐら開脚というはしたない格好をさらすマシロ
人間観察と称してビルの上から雑踏を楽しむマシロ
マシロの正義、ネタにされがち
アイスに擬した口淫奉仕を行いフェラ音を出す声優鬼頭明里
先生と一緒に監視台に座りたいと言い出すマシロ
バレンタインでもマシロの正義はネタにされる