第10話「ぎんいろの満月」の感想

今回のななついろドロップスは、アスパラさんの当番回でいいんだよな!!挫折を知らず、プライドの人一倍高かったアスパラさんが贖罪として料理の差し入れという方法を選ぶという方向に走ります。

間接的であろうと、自分のせいで石蕗氏は人形になってしまったことを悔いるアスパラさん。その罪をなじってくれた方が、精神的な救いになるのにたいして、すもももなこちゃんもアスパラさんのせいじゃないよと笑顔をみせる。その表情は笑いながらも石蕗氏を失った辛さを隠しきれておらず痩せ我慢なことは丸分かり。アスパラさんは逆に追い詰められていく。

そんな折、すもも達が石蕗氏を元に戻すために時間制御魔法の特訓をしているところを目の当たりにする。その魔法はとっても高度なもので日に日に疲れ果てていくすもも。すももの姿を見るたびに罪の意識は積み重なっていく。アスパラさんは考えた、自分にはなにが出来るのだろうかと。そこで出てきたアイディアはお弁当作戦。料理なんてしたこともないお嬢さまが、自己満足な贖罪のために安直な方法に逃げる姿は見ていて痛々しいね。そして時間制御魔法決行の日、料理の特訓の成果、お弁当を引っさげてさりげなく差し入れに成功する。


すももが魔法をかけている最中、電信柱の陰からこっそりと見守るアスパラさん。さすがに魔法は難しく、諦めかける。そこへ見かねたアスパラさんがしゃしゃり出てパワーを増幅。星の雫集め合戦に選ばれる程のツワモノである二人が力を合わせればなんでも出来ちゃうの。ついに魔法は発動し、石蕗氏の時間を巻き戻すことに成功する。


石蕗氏の姿をもとに戻すということは、当然すももの正体を隠すことになる。つまりは淫獣としてすももとあんなことやこんなことをしてきたという記憶はあってはならない。そのためすももが魔法少女であることは記憶になくて当然だろ?と思っていたら、なんかVSアスパラさんとの砂嵐は覚えているみたい。しかし、センセに何月かを聞かれたときに5月と応えているし、この矛盾はどうなんだろうね?何かの複線かね。まぁ、記憶障害も例の絆創膏でどうにかなるんでしょう。