ef - a tale of memories. 第3話「paradox」の感想

今回のお話は、眼帯少女ちゃんの記憶障害と悩み、映研野郎のサークル退部、高校生漫画家の女関係の修羅場の三本です。
キミキスが主人公分裂で転び、CLANNADが尺の関係上伸び悩む中で、efとマイユアがダークホースですな。
展開が面白くなってきましたよ。こういう作品、結構好きかもしれない・・・


○眼帯少女ちゃんの記憶障害と悩み

眼帯少女ちゃん、名をば新藤千尋。交通事故で左目を亡くし、記憶障害を負った。彼女の生きる目標は「人に迷惑をかけない」という後ろ向きなもの。軽い気持ちで千尋の会い続けていた蓮治は、千尋の真実を知るにつれ、彼女に対して不誠実なのではないか?と思うようになっていく。そして雨が降った日に、ついに蓮治は千尋との約束の場所に行かなかった。彼は教会で自分と千尋の関係について思い悩む。牧師で千尋の保護者;火村さんには千尋と付き合うには覚悟が必要と釘を刺される。
千尋の悩みは、自分の存在が誰からも忘れられてしまうこと。それはきっと、記憶障害を抱えてから人と疎遠であろうとした彼女の無意識的なココロの叫びなの。蓮治は千尋が物語を書きたいと言ったことを思い出し、物語を媒介に人の心に千尋の姿を映そうとする。
次の日、喜び勇んで約束の駅へと向かう蓮治。だが、そこには千尋の姿はなかった・・・待っていたのは火村さん。雨が降りしきる中、蓮治を待ち続けた千尋は風邪をひいてしまったのだ。罪悪感に苛まされる蓮治。続きが気になるぜ。


○映研野郎のサークル退部

自分が撮った動画を採用してくれないメンバー。賞を取るために協調性を主張する部長。そんな関係に嫌気が差し、部活を退部してしまう。CLANNADがみんなで一つものを作り上げることを主題としているのに対して、こちらは自分の譲れない自我を押し通すことでその魅力を醸し出している。こういう野郎は嫌いじゃないぜ。
やりたいことが見えないのでは?という修道女からの質問に、「俺には撮りたい夢がある」と立派に初期衝動を貫けるところなんかはオトコじゃね。そう片仮名でオトコだ!!


○高校生漫画家の女関係

学校をサボって女とデートなんて良いご身分だな。学校をサボる宮村宮子に「学校は行かなきゃだめだろ。嫌いなのか?」と説教を垂れる。だがミヤミヤは「退屈が嫌いなのよ」とのたまう。そんな折、百合属性後輩に茶店にいるところを目撃され、慕って「おにいちゃん」と呼んでくる景に通報されてしまう。翌朝、呼び出されミヤミヤとのことを追及され、景の主張は次第にミヤミヤを貶すものになっていく。そんな態度にぶちきれて「よく知らない人の悪口をいうな!」と女子中高生にいってやりたい台詞ランキング上位に食い込む言葉を吐いてしまう。流れ的にクリスマスにミヤミヤと情交を交わしたことをカミングアウトしてしまったことにより、景はヤンデレ化、女同士の修羅場が発生、明日はどっちだ!?