D.C.II〜ダ・カーポII〜 第8話「白日の時」 の感想

今回は美夏ルートと見せかけて、小恋が美夏を裏切るユダになるまでの心境を描いたお話。

義之が美夏に惹かれていくのを目の当たりにした小恋は複雑な心情を抱くようになる。小恋は自分から義之に告白し、義之からの思いを一度も直接聞かせてもらっていないがために、常に不安を抱えていたのだ。そんな義之が今まで他の女の子には見せなかった熱情を美夏には示す。「自分にはそんな感情を示してくれないのに、美夏のためには一生懸命になっちゃうだなんて!!」と義之に対して暗い気持ちが生じ始める。小恋ヤンデレ化へと着実に歩み始める。


また小恋が美夏に対して複雑な感情を抱くに至った理由として、美夏がロボットであるという事実もあげることができよう。渉が「美夏がロボットでも友情ごっこしようぜ」という提案したのに対し、義之ファミリーは怏々と答えるも、小恋だけは暗い表情。つまり、小恋の腹には「どうして生身である人間よりもロボットである美夏の方を大事にするんだろうか」という劣等感と競争意識と醜い嫉妬が渦巻かずにはいられないのだ。

そんな小恋に対して、委員長が罠をしかけてくる。委員長は、ロボットのダッチワイフ機能により家族が崩壊し、ロボット全般に執拗な恨みを抱いているのだ。そんな彼女は小恋に対して美夏スクラップ計画を持ちかける。義之ファミリーが一丸となって美夏はロボットではないと言い張るのに対し、小恋は「たががロボットごときに大切な義之が盗られてしまっていいの?」という囁きに煽られ内部告発してしまう。小恋から美夏がロボットだという証言を得た委員長が、今動き出す。
ロボットを憎む委員長の心を溶かせるのか!?そして美夏の運命は!?小恋は義之を独占したいがために、次々と義之ファミリーヒロインズに怨恨を抱くようになる。待て、次回!!

他の方々の感想

http://d.hatena.ne.jp/cointoss/20071120/1195499071

美夏に抱きつかれている義之を前に俯いている小恋(CV:南條愛乃さん)がどんな感情を抱いたのか,そして,このシリーズで初めて,あの事故のシーンで登場した桜の花びらの意味の方がポイントか.特に後者に関しては,各ヒロインのエピソードを一本にまとめるにあたり 「D.C.〜ダ・カーポ〜」 シリーズとして避けては通れないあの 「枯れない桜」 をどうゆう風に絡めてくるのかそして設定しているのかが問題だな.

小恋の表情から類推するに、美夏を裏切ったら展開的に面白いんじゃないかなと勝手に思ってるんですけど、どうでしょ?
だかぽは、さくらさんが朝倉純一を諦めきれないことこそが、全ての原因。?は初回版しかしていないので、最後にさくらさんが魔法の国っぽい所に飛ばされてエンドみたいなカタチだったと思うんですけど、曲芸商法で補完されているのかな。とりあえず、さくらさんの未練が消えるまでずっとダ・カーポは終わらない。曲芸商法も終わらない。ダ・カーポだけであと10年は戦える!!