Myself;Yourself 第8話「 秘密のポスト」 の感想

今回のお話では、我らが兄弟:佐菜きゅんが男を見せる!!
まぁとりあえずこの画像を見てくれ。
「お手紙99通+血文字でタスケテだ。」
菜々香は既に精神崩壊していて今はひとまず落ち着いたとこらしい。


前回星野あさみ嬢の戦略「ごめん立ち眩み」が菜々香のココロに突き刺さり御機嫌ななめ。なんとか菜々香の機嫌を直そうとする佐菜。だが「お祭りの夜の神社の情交は純粋な事故だった」と口走ってしまう。その夜の出来事を思い出しながら秘所を濡らすほど神格化していた菜々香は、佐菜の言に衝撃を受ける。いつまでも菜々香の機嫌が直らないことに、ついに兄弟の堪忍袋の緒が切れ、「昔の菜々香はそんなんじゃなかった」と八つ当たりしてしまう。泣き顔を見せつけ逃げ出す菜々香。離れていた二人には超えられない壁ができてしまったのか?



思い出の中の美化された菜々香を思い出す佐菜。そんな時ふと、幼少のみぎりに使われなくなったポストで菜々香と手紙のやり取りをしたことを思い出す。カネトモに自慰をしていたと勘違いされながらも、ポストの鍵をエロゲの箱から見つけだ兄弟。早速、ポストに向かい鍵を開ける。なんとそこには、佐菜が去ってからココロの苦しみを吐露した手紙がいっぱい詰まっていた。お手紙99通。



菜々香との空白の時を探り出す我らが兄弟。子安は当初笑って誤魔化そうとするが、問い詰めるとあっさり暴露。菜々香は放火で家と両親を失っていた。さらに追い討ちのようにマスゴミに追い掛け回され、菜々香自身が放火したのではないかという根も葉もない噂を撒き散らされていたのだ。そんな菜々香に対し、佐菜きゅん幼馴染'sは何も出来なった。子安は苦悩する心情を佐菜きゅんにぶつける。



自分の無力感を噛み締めながらベンチにたたずむ佐菜。ここでキャラメル先生の登場ですよ。前回、サブタイトルを貰いながらも脚本的にスルーされてしまった先生が大活躍。幼少の頃から自分を慰めるために使っていたキャラメルは、ショタver.佐菜きゅんにより母性本能に昇華する。励ましとしてのシンボルがキャラメルに象徴されるようになったのは佐菜の過去に影響していたのだ。先生の過去語りを聞いて勇気百倍。佐菜きゅんは「うぐぅ。ボク、頑張ってきます」と告げて、自分と戦うことを決意。カッコいいぜ、兄弟。



ポストの前で菜々香を呼び出す佐菜。苦しみの手紙も読んだし、火事のことも聞いたと素直に暴露。それを聞いた菜々香は自分が哀れみから情けをかけられているのだと思い込み、プライドはズタズタ。菜々香は自分が一瞬たりとも佐菜のことを忘れず、苦しさを分かち合って欲しかった。なのに、佐菜はその時に傍にいてくれなかった。しかも、出戻った佐菜は自分のことを忘れているし、☆野さんとばかり仲良くするしと堰を切ったようには感情をぶつける。佐菜は菜々香を抱きしめながら「新しいところで新しい友達を作っていたんでしょ」という糾弾に狼狽する。だって、新しい友達なんて一人も出来なかったんだもの。リスカしちゃったんだもの。菜々香のことを一瞬たりとも忘れずに、一人で故郷に戻ってきちゃうほどだもの。佐菜は自分の自傷行為経験を菜々香に語ることが出来るのだろうか。ママンには「強くなるよ」宣言。リトバスといい主人公成長しまくりだな。



◆そしてまた次回予告がカオスですよ。




他の方々の感想

2007-11-21

家庭の事情で離れてしまっていた沙菜に対して、私が一番苦しかった時に傍にいてくれなかったくせに!と言い放つ、この理不尽さが堪らんなあ。再会時の沙菜へのビンタは、ただ顔を忘れられていたと言うだけでなく、この感情が裏に潜んでたんだね。祭の時の事にしても、沙菜が意識してやったのでないならアクシデントなんだろうけど、あさみと抱き合ってた(ように見えた)のと同レベルに扱われてショックを受けてる様子とか、菜々香の気持ちが見える第三者(視聴者)視点だとニヤニヤが収まらないぜ(笑)。沙菜は相変わらずフラグをへし折ってすぐ修復するアメとムチ作戦が上手すぎ。


ヤンデレ講座>
ときメモ」「スクイズ」「ef」に続いて、大量のメールによる表現が、ヒロインの心傷や依存度合いを示す描写の定番になりつつあるのかな?何度見ても思わず背筋が凍り付くようなインパクトがあるのは確か。出続けるFAX、鳴り止まない電話の呼び出し音、そして大量のメール(手紙)のコンボが決まれば効果絶大。より確実性を求めるなら、空鍋や空糸電話などのオプションを付けるのも良いでしょう。それでも足りない時は、狂ったように笑いながら凶器を振り回してみましょう。

菜々香の表情の多彩さも堪らんと思います!!特にぶち切れてる描写とか、ガン飛ばしてる描写とか。