Myself;Yourself 第12話「赤い記憶」 の感想

今回のおはなしは、菜々香のターン。喪った記憶を取り戻す。

修輔と朱里がいなくない気落ちする佐菜たち。だが、そこへ修輔から置き土産が届く。その中身は釣竿で代わりに使ってくれと云々。佐菜は釣竿パワーで暗い雰囲気を払拭するためピクニックに行くことを提案。佐菜と菜々香の関係が一歩進んだものになっていたこと察知していた金朋は、機転を利かせて風邪で仮病、二人っきりにさせてあげる。そんな娘の姿を見た金朋ママンが言い味だしてる。はぶった娘の休日の暇を潰すため、おっぱい揉んでチョコレート作り。中学までお風呂に一緒に入ってたってどうみても最近まで入ってます。


一方、二人きりにされた佐菜と菜々香だが、お互い恥ずかしがるような年頃は過ぎ去っており仲良くお出かけ。佐菜は修輔のくれた釣竿を使いたいのだが、菜々香ちゃんはそんなものどうでもいい様子。佐菜が釣竿でモタモタしている様子を見て手持ち無沙汰。まぁオトコが一人で釣りしててもなぁ。ガンスリだと渋いラパロさんが義体幼女と仲良く釣りをするのだが。結局、魚は釣れず菜々香のお弁当が登場(寧ろ菜々香は手製弁当を披露するために釣れないことを願ってた?)蓋を開ければあらびっくり、玉子焼きとクッキーの取り合わせ。だって火が怖い菜々香ちゃんはトラウマ発生するからそんなにお料理できないんだもん。だれかIHキッチンにしてやってくれ。菜々香自身味見をしたのだろう。佐菜が美味しいと頬張る姿を見て「焦げてるし、殻が入ってる」と言い寄る。解ってて食わせてたんですか!?佐菜は「菜々香が作ってくれたものだから」と漢を魅せる。


釣りもそこそこに佐菜は本来の目的を遂げに行く。ここの菜々香の行きたくなさそうな描写と天気が叙所に悪くなってくる様子は、見ていてとてつもなく切なくなり、なんか悲劇的イベントが起こるのではないかとヒヤヒヤしたもんだよ。結果としては、佐菜は修輔との秘密の壁画を菜々香に見せたかったからであり、菜々香も喜んでくれました。雨宿りのためようやくゆっくりと自己に向き合うことが出来た二人。お互いトラウマについて聞き合う。菜々香は佐菜の腕時計が引っ越し先のおにゃのこに貰って物ではないかと未だに疑っているという執念深さ。その問いに兄弟は「そんなんじゃないから」と適当にお茶を濁す菜々香のトラウマ発動の時に晒して傷の舐めあいっこをするのかな。佐菜が「どうして秘密のポストに手紙を出してホントウの引越し先には手紙をくれなかったんだよ」と問えば佐菜が変わってしまったと思ったから。けど、佐菜は変わっていなくて私の傍にきてくれた「大好きな、佐菜」。若い男女の暴走する熱情は止まらず、修輔との秘密基地で行為を・・・


情事後、天気は晴れていた。佐菜がいないことに気づいた菜々香は出口へと向かうが、そこは夕焼けの光が降り注ぐ。それを火事だと勘違いした菜々香はトラウマ発動。小高い崖から飛び降りアタック。ここでも漢をみせた兄弟は菜々香をダイレクトキャッチ。だが、菜々香は飛び降りの際に喪われし記憶を取り戻していた。放火の犯人は、菜々香自身か叔父か父親か第三者かと思いきや、ここで菜々香の母とヴァイオリンの先生と思しき人物も登場。なんか随分親しげだったので、不倫ルートの可能性も出てきたわけか。