Myself;Yourself  第11話「告白」 の感想

今回のテーマは愛故の暴走。捻じ曲がった星野あさみ嬢の本性を堪能せよ!!
同性愛者の星野あさみ嬢は朱里のことを愛しているからこそ報われなくて憎んじゃうの。
近親相姦な朱里&修輔は駆け落ち脱出を図る。

星野あさみの心情吐露

あさみ嬢は子どもの頃から処世術を身につけ周囲の大人や友達を欺き気に入られるように策謀をめぐらしてきた。だが、中学に入りあけっぴろげな朱里と出会い影響を受け、自分の生き方に疑問を抱く。彼女の憧憬は愛へと昇華し、朱里に抱かれたいと願うようにまで発展する。その想いは留めることが出来ず、同性愛で告白だ。だが、当然のように実ることはなかった。


同性愛者であることがバレてギクシャクすると思いきや、朱里は今までどおりあさみ嬢に接する。だが、その行為はあさみ嬢にとっては「自分の愛をなかったことにされた」ように感じられてしまった。その時の愛憎がこれまで燻っていたのだが、遊園地デートの時に再燃してしまう。きっかけは、観覧車の中で朱里が修輔に対して自分の弱みをさらけだしている表情を垣間見せたこと。覗き見していたあさみ嬢は、自分には決して見せてくれない表情を修輔にさらすだすその姿を見て嫉妬に燃える。まさかこの時点で星野あさみ嬢が同性愛者で愛ゆえに憎んでいると誰が想像できただろうか。


修輔と朱里の仲を引き裂いてやろうと、星野あさみ嬢は暴走し始める。近親相姦でラブホ通いをしていますよと学校に密告し、黒板には相合傘を書きなぐる。全ては朱里の気を引くため。しかも自作自演で朱里を慰めるときにZOKUZOKUきているほどだからその思いの丈が計り知れようぞ。結局は、我等が兄弟佐菜きゅんが「とっさの時に朱里を庇ったのだから、その行為がホントの気持ちだよ」云々と慰め、あさみ嬢はその捻じ曲がった想いを朱里に懺悔することになった。

朱里と修輔の近親相姦駆け落ち

菜々香の様子が落ち着いてきた」と修輔は佐菜にネタふり。そこで佐菜は遊園地デートの時に「今まで一人ぼっちにさせていたから、今度からはいつでも一緒にいるよ」と述べたことは白状する。それを訊いた修輔はすがすがしい笑みを浮かべる。その表情は、これから修輔が朱里の傍でずっと一緒にいることを暗示していた。


朱里の継母は本性が表れてきたらしく、家には寄り付かないようになってくる。そして決まるロンドン行きの日程。それまでに、修輔と朱里は駆け落ちすることに。いつものように日常が始まるが、授業の間の休み時間、ふいに朱里と修輔はいなくなる。それが駆け落ちフラグだったのだ。気づいたのは佐菜ただ一人。親友の別れに馬のはなむけをしようと学校を早退し駅へと向かう。だが間一髪間に合わず、自転車を借りて先回り。そして橋の下で電車に向かって叫ぶのだ。何を言ってるのか解らないねと朱里は言うが、修輔には何を言っているのか理解できた。だってそれは、かつての佐菜の引越しのときと同じ情景だったのだから。オトコとオトコの友情に見送られ、近親相姦姉弟は駆け落ちをしていくのであった。

次回

次回は菜々香と佐菜がトラウマを見せ合い、傷の舐めあいっこでエンド。だが菜々香が崖に落ちていったシーンがあったので、そのままバッドエンドになるのかも。しかし、オープニングのバンドの件については「この動画はイメージです」になるかも知れない。