ef - a tale of melodies. 第10話「reunion」の感想・レビュー

今回のef - a tale of melodies.は神様なんていない優子ちんDEAD END.
いや、死んでないし終わってない?生霊・死霊・九十九神。神出鬼没で1期メンバーに諫言しまくってたことから伏線張ってあったけど。ここでチャチな奇跡モノだと優子ちんが諫言したことにより想いを成就させた人たちの絆によって、復活劇とかいう展開なんだけど果たしてこの作品はどうなるか。そして孤児の未来はどうみてもミズキちんだよなぁ。現在と過去の時間軸がここで繋がる。


ワカメ義理兄さんを倒して幸せの生活を送る夕くんと優子。しかし全編セピア色の演出で、夕くんと優子にあった悲劇を醸し出す。夕くんは上を目指すことを辞め、優子と二人で歩く生活を望み、学校では凪に教えを請ひて日常を甘受していく。裸婦デッサンは優子にやってもらえよと一瞬思ったが、ワカメ痕があるから無理ダナ。ハートマークのオムライスに同衾とワカメ兄さんの過去から解放たれた優子とのまったりとした日々を過ごす。夕くんが千尋を引き取るきっかけになった理由もほんのり匂わせつつ、周囲からの恵まれた環境もあり、学校に行きながらバイトも頑張る鉄の男だ。優子は学校に行ってないっぽくて孤児の世話へとその優しさを昇華させる。無理心中で実の両親から殺されそうになって対人恐怖症になった孤児をオープンハートさせていく描写は結構好きですよ。



優子に導かれた未来を真ん中に優子と夕くんでお手手を繋ぐところは当に擬似家族。夕くんは、そんな優子の優しさに影響されていき、建築の道で幸せな街を復興することを志す。時間軸現在における街の復興は夕くんが担ったことも匂わせてるね。そして久瀬さんサヨナラパーティーで演奏した曲→優子が歌詞をつけて未来に教える→未来が久瀬さんの演奏を聴きサイドテールになるという展開で未来=ミズキちんということをアピール。そしていつも前向きニコニコ笑顔であることも、優子の教えだった。ここで前回の教会花束シーンとようやく繋がったのか。幸せな生活を送る夕くんと優子だったがクリスマスの約束には悲劇がつきっもので、優子ちん安易に車に轢き逃げされる。天使の階段で優子が死んだメタファーにしてるわけですな。すすり泣く未来を伴い夕くんは優子を抱いて歩くのであった救急車呼べよ。さぁここからは優子ちんの後始末はどうつけるか。個人的には鍵が3つそろって優子ちん成仏展開の方がチープな奇跡の復活劇よりも神様なんていない返しになるかと思うぜ。