祝福のカンパネラ チェルシールートの感想・レビュー

祝福のカンパネラチェルシールートは、永遠の時をたゆたう少女が人間としての幸せを掴むおはなし。
まぁ、最後には永遠の使命など放棄して仲良く主人公くんと暮らすのですがね。好いた男の死後、永遠の孤独に耐えられるかがテーマになっており、想い出により孤独を乗り越えられるとか言ってった割には最終的にご都合主義です。

チェルシーのキャラクター表現とフラグ生成過程


チェルシーは所謂クールどじっこ。お姉さんキャラで落ち着いていてしっかりしている割には、迷子体質でウロウロしちゃって可愛いところもあるみたい。そんなチェルシーだけど、時代感覚がちょっと主人公くんたちと違っているの。主人公くんと一緒に任務をこなしていくうちに、チェルシーは自分が辛いと思ってることを主人公くんが受け入れてくれて、甘えさせてくれるので好感度はうなぎのぼりなの。しかしながら、一線を踏み出し結ばれるにはそれなりの理由と覚悟と動機がいる立場。フラグが成立しそうになると、チェルシーさんは主人公くんに依存するわけにはかず、きっちりと、ある一定の距離をとるようになってしまう。いったいそれはどうしてなの?



チェルシーは実は人間ではなく聖剣の擬人化形態。永遠の命を有し、女神様の召還により任務の時だけ人間形態を模り仕事をこなす。そんな機械のようなことを何百年、何千年もくりかえしてきたが、聖剣擬人化少女に人間の感情を植え付けたのが、主人公くんのママンたちの若き頃であった。そして時は流れ、主人公くん時代になり、ママンたちから貰った人間の感情は次第に恋心を抱くようになる。けれども、聖剣擬人化であることは、任務の時しか擬人化できないし、また永遠の命を有するので、せいぜい長くとも百年くらいしか生きられない主人公くんたちとはホンの少しだけしか時を共有できないことになる。ここの問題をどう解決するかが、チェルシールートのテーマ。主人公くんとの一時の「想い出」があれば、以後のどんな孤独にも耐えられる強さがある!!と唱えます。しかしながら、結局は世界の危機を救うという任務の解決に際して、人間としての器と限りある寿命を手に入れることができ、主人公くんのお嫁さんになりハッピーエンド。