サクラノモリ†ドリーマーズ「衿坂美冬シナリオ」の感想・レビュー

女同士の友情と嫉妬に関するはなし。友達だと思っていたら、自分だけで相手は憎んでいた。
一応亡霊に悩まされる攻略ヒロインを救うというはなしだが、ヒロイン何もしない・・・。
主人公くんに救済されたことにより芸術の道を本気で歩もうと考えたヒロインがあっさり賞を獲得。
過程や内容を描写せず、「○○をしました→結果はこうなりました」という結果報告がなんと多いことよ。

雑感


  • 大パンチ落下展開
    • 衿坂美冬は自分の親友の死に拘っていました。しかし親友は美冬に対して憎悪を抱いており、友情を感じていたのは美冬だけだったのです。美冬が親友の死を消化できないでいる間は亡霊として干渉しませんでしたが、主人公くんとのフラグが成立しリア充になると、呪いが発動するというわけです。そんなわけで、美冬の友人は死者として美冬にとりつき苦しめます。これを除霊しようとすると、体を乗っ取った死霊は美冬の体を傷つけると脅すのです。しかし主人公くんはそれを逆手に取りやってみろよと言い返します。美冬の精神力は低くなく肉体的にも病弱ではないため、とりつくことができても自傷行為をさせることはできなかったというオチ。そんなわけで美冬の肉体から弾き出された霊体は、この世に存在を許されないものとして、天から降ってきた巨大パンチに潰されるのです。えー・・・。何?この巨大パンチ・・・?
    • で、最後は主人公くんのおかげで本気で油絵目指すしとか言い出し、ろくな描写もなく全国的なコンテストで2位獲得してハッピーエンド。こういう結果報告だけを読まされるのってプレイヤーとして苦痛と感じるのは多いのではないでしょうか。